ピアノ

メルマガ「成功するピアノ教室」vol.161(2011年8月6日配信)より

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【メインコンテンツ】~講師としての生き方に効く4つの気づき~
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この夏は、自分のこれからについて考える時間を意識的に取っています。
それは大きく言うと、

「これからの生き方」

についてです。大事なのは、

「自分の今の仕事を心から楽しんでいるか?」

ということを常に自問することだということです。

私は、たくさんのピアノの先生と接しているため、
いろいろな「気づき」を得ることができています。

今号では、私がこれまで多くの先生方と出逢う中で得た、
大事な気づきをシェアしたいと思います。

■生まれ変わってもピアノ講師になる

「ライフワーク」という言葉をご存じでしょう。

ライフワークとは、本当に自分がやりたいこと、
楽しめること、自分が自分になれること(仕事)。

こういうものを言います。また、

「ライフワークは、生まれ変わってもやりたいこと」

と定義する人もいますね。

こうしたライフワークという観点から、ピアノ講師という
職業を考えた場合、多くの大事なものが見えてきます。

ピアノ講師という職業を選んだ自分。そして、今自分は果たしてそれを、

「心から楽しんでいるか?」
「生きがいを感じているか?」

と言う点は、いつも確認していたい部分ですね。

なぜなら、まさにこの部分がライフワークとつながる大事な点だからです。

もしかして、ピアノ講師という仕事をしている自分に、
少なからず疑問を持っている先生もいるかもしれません。

「毎日のレッスンで疲弊している」
「仕事と家庭のバランスが取れない」
「本当にこの仕事は自分に合っているのだろうか」

けれども、私が接する先生方は、目を輝かせて、
こんなお話をしてくださいます。

「レッスンがない日は、自分ではない感じがする。
 生徒さんと一緒にピアノを弾いていると、本当に
 生き生きとしている自分に出会える」

「訳ありでピアノを教えることを辞めたことがある。
 けれども、辞めてみてはじめて分かったことは、
 本当に自分は、レッスンをするのが生きがいだったのだと。
 今は、教えられることの幸せを実感している」

こうした先生はまさに、ピアノ講師としての仕事が、
ライフワークそのものだ、ということですね。

■楽しんでいる先生=情熱がある先生

何もピアノ講師に限ったことではありませんが、私が感じるのは、

「仕事を楽しんでいる人=情熱を持っている人」

ということです。

当たり前のことですが、仕事はいつも楽しいことばかり、ではありません。

時には苦しいこともあるでしょう。
また、悩むことも多いでしょう。

けれども、それらを解決したところに本当の喜びがある、
ということは実体験として誰もが知るところです。

また、仕事を心から楽しんでいる人は、辛いことがあっても、
それを上回る情熱を持っているからこそ、続けられる。

もしかして、それが「困難で辛いこと」だという
自覚すらしていないのかもしれませんね。

先日、電車の広告を見て、深く頷いたものがありました。

「本気で仕事をしていれば、
 涙を流すことも一度や二度はあるだろう」

結局、本当に自分はこの仕事に本気になれているか?
壁にぶつかっても、それを乗り越える情熱があるか?

この部分は、仕事をする上で本当に大切ですよね。

■楽しんでいる先生には生徒が集まる

不思議なことに、自分の仕事を本当に心から楽しんでいる
先生の周りには自然と生徒が集まってきます。

きっと、その先生から醸し出される楽しい雰囲気、
自分の思いを伝えたいという情熱が、外にまで
伝わっているのでしょうね。

先ほども書きましたが「楽しんでいる=情熱がある」

情熱を感じる先生には、やはり魅力を感じます。

例えば、レストランや飲食店に入ったとします。

つまらなさそうにオーダーを取ったり接客をする人と、
本当に仕事が楽しそうに、笑顔でお客さんと接している人。

どちらに声をかけたいか、と思った時に、
おそらく多くの人は後者の店員さんでしょう。

誰しも、気持ちよくその場や時間を楽しみたいですし、
嫌な接客で、気分を悪くしたくないですよね。

そう考えると、

「人が集まる人」
「この人と一緒にいたいな」

と思わせる人は、やはり仕事を楽しんでいる人、
そこに情熱を感じさせる人だと言えるでしょう。

だからこそ、仕事を楽しんでいるピアノの先生に、
人は集まってくるのだと思います。

■楽しんでいる人には迷いがない

これは私自身も感じていることです。

物事に打ち込んでいる人、真剣な人、楽しんでいる人は、
そのことに対する「迷い」がありません。

私がよくお伝えしている

「ぶれない軸を持っている」

というのはこのことですね。

ピアノ教室運営という仕事、ピアノを教えるという
仕事に対する思い(軸)がしっかりしている。

こうした先生に共通するのは、迷いがない、
と言う点です。もっと言うと物事を決める時の、

「自分なりの判断基準」

がきちんとあるために、迷いがない。

発表会をするにしても、

「生徒をよくするため」「生徒を楽しませるため」

という一本のぶれない軸があるため、すべての決定事項は、
それらをもとに判断、決定できます。

生徒募集をするにしても、

「子どもたちの心をピアノで豊かにする」
「ピアノを教えることは、自分を保つこと」

というぶれない軸があるからこそ、積極的に
募集活動ができ、新しいことにもチャレンジできる。

そうした先生のもとには、やはり生徒は集まりますし、
周りの人も情熱を感じます。

■まとめ

今号では、私の気づきをもとに、ピアノ講師という仕事
について、少し考えてみました。

ちょっと手を止めて、ご自分の周りにいらっしゃる、
本当に仕事を楽しんでいる先生を思い出してみて下さい。

きっと上記の4つにぴったりと当てはまるのでは、と思います。

そこには大切なものに気づかせる「何か」が
あるように思います。

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