今回のCD教材は、「『響き』に革命を起こす ロシアピアニズム(ヤマハミュージックメディア)」の著者である大野眞嗣先生との対談。発売後、続々と増刷を重ね、出版記念セミナーは2日で完売というまさに話題の書籍。今回の対談では、その「ロシアピアニズム」の秘密に迫りつつ、レッスンや演奏で活かせるお話を伺いました。今日からのレッスンにもお役立ていただけるかと思いますので、どうぞお楽しみに!
- 「ロシアピアニズム」の著者・大野眞嗣先生のご紹介
- 音楽についてとピアノ教育で最も大切にされていること
- そもそも「ロシアピアニズム」とは何なのか?
- ロシアピアニズムは「身体にやさしい」弾き方である?
- すべてのキーワードは「倍音」にあった!
- まずすべきは「演奏用の聴き方」に変えること
- 「下部雑音」があると絶対にレガートにはならない!
- 「ロシアピアニズム」の指や肘などの身体の使い方
- 身体の支えの作り方と手首の旋回について
- 鍵盤の浮力を利用して「弾かずに弾く」と響く!
- 音を出すときの「指の虫様筋の支え」が重要である
- 本当にピアノで「異名同音」を弾き分けることができる?
- 豊かなフォルテの出し方とペダリングの秘訣について
- これからのピアノ指導者は何を教えていくべきなのか?
- 大野先生のこれからのビジョンは?
- 大野先生にとっての「プロフェッショナル」とは?
大野眞嗣先生プロフィール
1965年(昭和40年)東京生まれ。
桐朋学園大学及びモーツァルテウム音楽院(オーストリア)にて学ぶ。
1987年 桐朋学園大学在学中、第33回マリア・カナルス国際音楽コンクール・ピアノ部門にて特別メダル受賞。これまでに上杉真弓、佐野川延子、田辺緑、中島和彦、広瀬康、アルフォンス・コンタルスキーの各氏に師事。
ヨーロッパ在住中、ドミトリー・バシキーロフ、タチアナ・ニコラーエワ両氏との出会いからロシアピアニズムに目覚め、現在に至るまで研究を続け、昨今ではモスクワ音楽院教授を始め、多くのロシア人一流アーティスト(パーヴェル・ネルセシアン、アンナ・マリコヴァ、マキシム・モギレフスキー各氏など)と交流を深め、とりわけ、ディーナ・ヨッフェ氏との出会いにより、ロシアピアニズム、中でも「ネイガウス流派」のピアニズムに傾倒する。また、フランス、スペイン、イタリア、アメリカの講習会に、講師として招待される。2014年 ヤマハ銀座店にて、「美しい音を求めて~ロシアピアニズムに基づく現代ピアノ奏法」と題してレクチャーを催す。
帰国後、約30年間のロシアピアニズムの奏法の研究、教育活動において、国際、国内コンクールにて多くの受賞者を輩出、また、その中から既にヤマハ・マスタークラス、桐朋学園大学、東京藝術大学、洗足学園音楽大学、常葉大学短期大学部、国立音楽大学にて教職に就いている。
自身のブログ「大野眞嗣 ロシアピアニズムをつぶやく」は、多くの読者の支持を得ており、日本においてのロシアピアニズムの奏法を広めるべく執筆活動を続けている。
また、著書に「響きに革命を起こすロシアピアニズム」~色彩あふれる演奏を目指して~(ヤマハミュージックメディア)がある。
現在、恩師でもあり友人でもあるディーナ・ヨッフェ氏監修の下、「大野ピアノメソッド」代表を務める。
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