いつもこのブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
今日ご紹介するのは、
という書籍です。
日本でも人気の高い作曲家、
モーリス・ラヴェル。
音楽史において輝きを放つ、
重要な作曲家の一人ですね。
今回は、ラヴェルの人生と作品に迫る一冊のご紹介です。
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◆今日のチェックポイント◆
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書籍の帯から引用すると、
「精緻な書法で描かれた、めくるめく音世界
芸術が花開いたベルエポックのパリに燦然と輝く
作曲家ラヴェル。最新の研究成果を踏まえながら
歴史のなかにその生涯を置き直し、数々の傑作曲
誕生の軌跡をたどった決定版伝記!」
とあります。
本書は、最新の研究成果を豊富に盛り込んだ、
ファン待望のラヴェル伝。
「作曲家・人と作品シリーズ」の第21作目で、
これまでベートーヴェンやショパン、武満徹など、
「決定版評伝シリーズ」として、
豊富な既刊書籍のラインナップがあります。
ちなみに、以前シベリウスをご紹介しましたね。
本書は「生涯篇」「作品篇」「資料篇」の3部構成で、
大作曲家モーリス・ラヴェルの全体像に迫っています。
主な内容を目次からご紹介してみましょう。
■生涯篇
第一章 少年時代
第二章 パリ音楽院時代
第三章 ローマ賞コンクールの内と外で
第四章 新進作曲家としての活躍
第五章 前衛音楽の旗手として
第六章 第一次世界大戦とラヴェル
第七章 新しい潮流の中で
第八章 円熟への道
第九章 二つの協奏曲と晩年
■作品篇
1 オペラとバレエ
2 管弦楽曲と協奏曲
3 ピアノ曲
4 室内楽曲
5 声楽作品
6 その他
あとがき
■資料篇
年譜
作品一覧・献呈先一覧
主要参考文献
人名索引
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◆(2)最新の研究成果もふまえたラヴェルの人生と作品に迫る一冊
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数々の作品を残したラヴェル。
バレエ音楽や「ボレロ」などの管弦楽曲はもちろん、
「水の戯れ」「鏡」「夜のガスパール」など
素晴らしいピアノ作品を多く生み出した作曲家。
ピアノの先生にとっても、
馴染みの深い作曲家の一人でしょう。
また「亡き王女のためのパヴァーヌ」など、
ピアノ曲から管弦楽用に編曲した作品も多く、
それだけラヴェルにとって、ピアノが
親しみのある楽器だったということでしょう。
いずれにしても、数々の名曲は、
私たちの心を大きく揺さぶってやみません。
本書に話を戻すと、当時の時代背景はもちろん、
ラヴェルの人間像に迫りつつ、
創作の苦悩や名作が生まれた背景、初演時の様子など
丁寧に解説してあって興味深いです。
また、ドビュッシーやストラヴィンスキー、
天才興行師のディアギレフ、指揮者のクーセヴィツキーなど、
同時代を生きた芸術家や文化人との交流や、
作品誕生の関わりなども浮き彫りに。
「作品篇」では、それぞれの作品について、
簡潔かつ大切な情報をまとめており、
さらに「作品一覧」では、作曲年や初演、
献呈先などもまとめられていて有益です。
ラヴェルについてこれだけ読みやすく、
コンパクトにまとめられた本書の価値は、
きっと多くの人が認めるところでしょう。
ご興味がおありでしたら、
一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。
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◆(3)編集後記
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弊社の「ピアノ講師ラボ」。
次回11月号は角野美智子先生との対談の「後編」です。
「後編」は、噂の角野美智子先生の
レッスングッズのお話が満載です。
音声だけでは伝わりにくい部分は、
ニュースレターの紙媒体にて、写真と文字で解説。
レッスングッズの写真も掲載していますので、
併せてご活用いただけるかと思います。
明日10/31までのご入会で、
11月号の教材から学びをスタート頂けます。
よろしければ、詳細をまとめましたので
ご覧いただけたらと思います↓
最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
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