小学校中学年から読めるCD付きのモーツァルトの伝記「CD付き 音楽家ものがたり モーツァルト」新井鷗子・著

いつもこのブログをお読みいただき、
ありがとうございます。

株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今日ご紹介するのは、

「CD付き 音楽家ものがたり　モーツァルト」

という書籍です。

数々の名曲を生み出した、偉大な作曲家。

ピアノの先生であれば、作曲家がどんな
人生を歩み、作品を残していったか…

そんなことを子どもたちに、
興味を持って知ってもらいたいですよね。

今回は、子どものための、
モーツァルトの伝記のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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本書の巻頭から引用すると、

「いろいろな国を旅したモーツァルト。
頭のなかはいつも
みんなを楽しませる音楽のことでいっぱい。
だから、モーツァルトの音楽は
だれとでも
すぐ仲良くなれるのでしょう。
あなたも、ともだちになりませんか？」

とあります。

本書は、「音楽家ものがたり」という
音楽之友社の伝記シリーズの一冊。

著者は「題名のない音楽会」などを手がけてきた
大人気の音楽構成作家、新井鷗子さん。

モーツァルトの誕生から最期まで、
子どもでも読みやすい文章。

「モーツァルトを知ろう！」のコーナーは、
モーツァルトにゆかりのある人物や、

名曲について、また肖像画や自筆譜などは、
カラーの写真を掲載しています。

また、付属のCDはウィーン・フィルや
内田光子さんなど一流の演奏を収録。

子ども向けだからこそ、本物の音楽を、
という思いを感じます。

主な内容を「もくじ」からご紹介してみましょう。

もくじ

CDで聴ける モーツァルトの名曲

●幼年時代
天才の誕生
ミュンヘン、ウィーンへの旅
ヨーロッパ大旅行

●少年時代
イタリア・デビュー
ちいさなマエストロ
フィレンツェのともだち
イタリアの夢
ふたたび、イタリアへ

●青春時代
変わりゆく故郷
孤独のパリ
はじめての失恋

●ウィーンへの旅立ち
大司教とのけんか
ウィーン生活のはじまり、そして結婚
ウィーンの大スター

●数々の傑作
フィガロの結婚、ドン・ジョヴァンニ
お父さんの死
人気の波がひいていく

●さよなら、モーツァルト
死へのカウントダウン
最期のとき

モーツァルトを知ろう！

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◆（２）小学校中学年から読めるCD付きのモーツァルトの伝記

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最近では「マンガで学ぶ」タイプの伝記も
たくさん出版されています。

ただ、できれば文章で読んでもらえたら…
と思うのは、きっと私だけではないでしょう。

本書は、小学校中学年からの子どもを
対象にした新しい伝記シリーズ。

小学3年生以上で習う漢字には、
ルビがつけられています。

「ページから音楽があふれだす！」

と本書の帯にもあるように、伝記の中で
出てきた作品が、付属のCDの何曲目かを掲載。

CDをかけながら本書を読むことで、
さらに理解が深まり、興味も高まるでしょう。

巻末にはモーツァルトの「豆知識」的な
内容が掲載されていて、

より広い視野で偉大な作曲家を眺め、
親しめるような内容になっています。

子どもが好きなクイズなどもあり、
楽しめる工夫が凝らされていますね。

お伝えしたように、本書はCDが付属。

指揮者でいえばベームやカラヤン、
ピアニストは内田光子さんやクララ・ハスキルなど、

一流の演奏家による名曲が12曲収録。

これだけでも元が取れてしまうのでは、
と思ってしまいますね。

ちなみに版元の音楽之友社では、
本シリーズの特設ウェブサイトもあります。

一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

★「音楽家ものがたり」特設サイト（音楽之友社）

教室に一冊置いていたり、生徒さんへの
プレゼントにも良さそうな一冊。

ご興味がおありでしたら、
一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。

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『 CD付き 音楽家ものがたり　モーツァルト 』　新井鷗子・著

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◆（３）編集後記

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来月12月号の「ピアノ講師ラボ」は、
田村智子先生がご登場です。

「わかーるピアノ」など、監修や翻訳も含め、
数々のご著書で著名な田村智子先生。

今回は、導入期レッスンをテーマに
幅広いお話をお伺いいたしました。

ピアノのレッスンで最も難しいのが
導入期、習い始めのレッスンです。

小さな子に、いかにこちらを向かせ、
ピアノに向かわせるかがポイント。

田村先生のお話には、その秘訣が満載でした。

また、巧みな話術で講座でも人気の田村先生。

楽しいお話に、私も編集しながら
思わず何度も笑ってしまいました。

ちなみに、こちらの次回予告ページでは
田村先生の対談がお聴きいただけます。

★「ピアノ講師ラボ」次回予告ページ↓

最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

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