おはようございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
先日、今年最後の「教本メルマガ」を配信いたしました。
2019年も週に一度、このメルマガでピアノ関連教材を取り上げ、
今年は、合計48冊の教本・楽譜・書籍をご紹介いたしました。
今年もお読みいただき、ありがとうございました。
さて、メールマガジンでもお伝えしましたが、
こちらのブログでも年末の恒例企画として、
「教本ランキング2019」
をお届けいたします。
2019年にご紹介した中から、読者の先生方の反響が、
特に多かったものを、ランキングにしました。
今号ではそれを一挙にご紹介いたします。
今年はどれが一番人気だったのでしょうか。
早速ですが、ランキング10位から6位までの発表です。
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★10位★『レ・フレール 斎藤守也の 左手のための伴奏形エチュード』斎藤守也・作編曲・山本美芽・ききて・まとめ
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著者はご存じ「レ・フレール」の斎藤守也さん。
ポップスの8ビートやシャッフルなどをカッコよく演奏する
コツを盛りこんだ「左手のための伴奏形エチュード」集です。
●詳細はこちら「楽しく弾きながら左手の強化や脱力を学べる教材」
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★9位★『対話式!「なぜ?」が分かるとおもしろい和声学〈基礎編〉』川崎絵都夫・石井栄治・共著
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著者のお二人が、先生と生徒という立場で対話、
和声の講義の実況中継のような体裁です。
難しそうなイメージの和声学ですが、
対話式のため、取り組みやすい印象です。
●詳細はこちら「和声理論を対話式で分かりやすく掘り下げて解説した本」
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★8位★『親子で!おうちで!さくっとできる!超★簡単 音感あそび』井上 明美・著
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井上明美先生の「音楽あそびシリーズ」の第2弾。
親子で一緒に動いたり、簡単で楽しいあそびを、
かわいいイラストと共に紹介しています。
●詳細はこちら「親子の遊びをもっと音感につなげるアイデアがたくさん」
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★7位★『演奏につなげる 和声聴音 音源ダウンロード対応』佐怒賀悦子・著
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佐怒賀悦子先生による「和声 入門ワーク」の
「演奏につなげる」シリーズの姉妹編の教材。
和声聴音のポイントは、聴き取ることは
その先の「演奏」にあることを再確認できます。
●詳細はこちら「和声聴音のコツが満載の音源付きの聴音テキスト」
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★6位★『ピアノと友だちになる50の方法 楽典』小原孝・監修・佐々木邦雄・著
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小原孝先生の「ピアノと友だちになる50の方法」という
最新シリーズからの一冊。
アマチュアのピアノ学習者向けの本ですが、
ピアノ指導者もレッスンで使える一冊でしょう。
●詳細はこちら「コンパクトにまとまっていながら「ピアノ愛」も感じる楽典本」
さて、次は一気に2位までのランキングの発表です。
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著者は、日本フンメル協会会長である岳本恭治先生。
ピアノへの向き合い方や効果のある練習法、必ず身に付けたい
テクニックなどについて、詳しく解説しています。
●詳細はこちら「ピアノの先生が読んでも参考になるヒントが満載」
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★4位★『実力が120%発揮できる!ピアノがうまくなるからだ作りワークブック』かわかみ ひろひこ・著
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痛みや違和感、ミスタッチや緊張など、練習が成果に
結びつかない原因を「癖」と呼び、
その癖を「手放す」必要性を説きつつ、さまざまなワークを紹介。
写真や図版も豊富に、ワークについて詳しく紹介しています。
●詳細はこちら「自分の身体を知り、からだをシンプルに使うための本」
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★3位★『「響き」に革命を起こすロシアピアニズム~色彩あふれる演奏を目指して』
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著者は、約30年にわたってロシアピアニズムを
研究されてきた大野眞嗣先生。
ロシアピアニズムとの出会いから基本的な解説、
表現力のある演奏のための考え方、音の聴き方、
具体的な奏法や身体の使い方、代表的なピアニストまで幅広く紹介。
●詳細はこちら「ピアノ指導者も読んでおきたい音色やタッチ、奏法の秘密」
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★2位★『音楽物語 わたし、ピアノすきかも』轟千尋・文・曲・たかきみや・絵
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著者は、作曲家の轟千尋先生。
楽譜を読み解く大切さを子どもたちに伝えたい、という
轟先生の思いが込められた、初の子ども向け音楽物語です。
グループレッスンで使ってみたり、
生徒さんへのプレゼントにもよさそうですね。
●詳細はこちら「作曲家が書けなかった「大切なこと」に気づく児童書」
さて、いよいよ年間ランキング第1位の発表です!
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★1位★『1冊でわかるポケット教養シリーズ ピアノが上達する音楽の思考法』佐々木 邦雄・佐々木 恵子・著
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2019年の年間ランキング、栄えある第1位は、
「ピアノが上達する音楽の思考法」
でした。
本書は「1冊でわかるポケット教養シリーズ」からの一冊。
著者は、作曲家の佐々木邦雄先生と、
ピアニストで指導者の佐々木恵子先生。
楽譜の読み方から始まり、音の聴き方、
ピアノの表現力、そして書くこと…
など、さまざまな角度から、
音楽の基礎について紹介しています。
特筆すべきは、例えの妙です。
抽象的になりやすい音楽について、
電車の送電線や漢字の変換、料理など、
身近な例にして伝えているので、
とても腑に落ちやすいでしょう。
「おわりに」にもあるように、より専門的な
内容は他の専門書にあたる必要があるかと思いますが、
たくさんの示唆に富んだ一冊であることは
間違いないでしょう。
また、ピアノの初心者はもちろん、
ピアノの先生が読んでも得られる部分は多いでしょうね。
★本書の詳細は弊社ブログにて↓
「さまざまな「例え」で音楽の基礎をわかりやすく解説」
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◆(3)編集後記
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以上、2019年の年間ランキングでした。
いかがだったでしょうか。
今回のトップ10は、どれも持っていて損はないもの
ばかりですので、ぜひチェックしてみてください。
最後に、今年も自身の一年を振り返ってみて…。
今年は初めて開催する企画として
「ラボカンファレンス」
という勉強会で全国23か所をまわりました。
弊社の「ピアノ講師ラボ」の会員様がご参加の、
レッスンアイデア持ち寄りの学びの場。
お互いを高めるために、門外不出の情報も
惜しげもなくシェアしていただきました。
また、ふだん孤独な先生方の横のつながりも
広げていただく機会にしていただけたかと思います。
勉強会での情報は、ニュースレターを通して、
全国の会員様にもシェアしています。
「良いものは、みんなで共有する」
という「ピアノ講師ラボ」の理念は、
会の発足当初から変わることはありません。
「ラボカンファレンス」は、2020年も開催が決定。
また会員様とお会いできますこと、
今からとても楽しみにしております。
来年も著名な先生との魅力的な対談が次々と決まっています。
ぜひご期待いただけたらと思います。
また、今年も「レッスン手帳2020(YMM)」の監修を手がけ、
おかげさまで多くの先生にご活用頂いています。
各地で在庫切れが起こっているようで恐縮ですが…
ぜひ、皆さまのレッスンのパートナーとして、
お手元に置いていただけましたら幸いです。
2020年も、より多くの先生方にお役に立てる情報を
発信していけるように精進して参ります。
それでは、2019年も本当にありがとうございました。
一年の感謝の気持ちを込めて。
来年も皆さんにとって、素晴らしい年でありますように。
どうぞ良いお年を!
★「ピアノ講師ラボ」2020年2月号(1/31入会締切!)
「福田りえ先生が語る!障がいを持つ子どもへのピアノレッスンの秘訣(後編)」
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★今年も心を込めて監修いたしました!
★「レッスン手帳2020 マンスリー&ウィークリー」
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