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いつもこのブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
毎週土曜日の朝にメールマガジンを配信しています。
ときどき、このブログにて、
反響のあったメルマガ記事を残しています。
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メルマガ「成功するピアノ教室」vol.595より
■素晴らしい先生が実践されること
私は幸運なことに、著名な先生やピアニストの方に
お話をお伺いする機会に恵まれています。
そこでは、いろいろな気づきがあるのですが、
素晴らしいレッスンをされている
先生に共通することが、
「教え込むより、引き出す」
もちろん教育の現場では、知識を与えたり、
技術を教えることも必要かと思います。
あることを上手になるためには、
そうした段階も必要ですよね。
でも、素晴らしいレッスンをされる先生は、
ちょっと違うんです。
「子どもたちの中にあるものを信じて」
「それを引き出してあげるのが自分の役割」
という意識がとても高いんですね。
■考えさせることの大切さ
弾き方ひとつ教えるのでも、
「ここはフォルテって書いてあるから、もっと強く」
といった抽象的な教え方ではなく、
「ここはフォルテって書いてあるけど、どうしてだと思う?」
「あなたなら、どんなふうに弾きたい?」
そんなふうに「考えさせること」を重視する。
問いによって、その世界に一歩足を踏み入れさせて、
見えたこと(考え、想像したこと)をこの上なく大切にする。
ここからもとても重要で、
どんな答えが返ってきたとしても、
「それはいいね!」「おもしろい」
そんな肯定的なコメントで承認する。
否定はしません。
そもそも音楽に答えなんて
あってないようなものですから。
そして、
「でも、どっからそう思ったの?」
「そして、そのあとどうなっちゃうの?」
子どもの考えをもっと深めさせます。
誰でも、前のめりに質問されたら、
もっと考えちゃいますよね。
ときに、分かりやすい言葉に言い換えてあげたり、
イメージを刺激するような情報をあげたり。
さらに考えを促すことも忘れません。
■指導者の心の奥にあるもの
こうしたレッスンの根底にあるものは、
「答えは子どもたちの中にある」
と信じて疑わない、指導者の信念です。
答えを「自ら導いた」という経験を味わわせ、
音楽、音という形のないものを、
言葉やイメージ、そして、
自分の「音」にする喜びを体験させる。
本を読んで、文字から世界をイメージできるように、
色とりどりのパレットから、自分の色を見つけられるように、
自ら考えさせ、世界を広げる経験が、
音符という記号から生き生きとした音楽を見つけ、
楽譜から、求める音色を探せる「素地」になる。
つまり「音楽的自立」につながっていくわけです。
ひいては、子どもたちの創造性や生き方、
そんなところまでつながっていく。
■指導が大変な理由とは?
教え込むのは、実は簡単です。
指導者としては、とてもラクです。
でも、子どもたちの「その先」を考えたときに、
「信じて、引き出して、広げる」
そんな地道な、本当に地道な活動を通して、
子どもたちの「可能性の光」を灯してあげること、
ピアノ教育で大切なのはそこなのだろう、
そんなことを思ったりします。
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メルマガ「成功するピアノ教室」vol.595より
最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
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