いつもこのブログをお読みいただき、
ありがとうございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
今日ご紹介するのは、
という書籍です。
ピアノ関連の書籍であれば、
何でも読みたくなる、
そんな先生もきっと多いでしょう。
今回は、シーモア・バーンスタインの
新刊のご紹介です。
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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の「はじめに―歓迎のことば」から引用すると、
「本書で繰り広げられる会話は、メイン州の大西洋を
見下ろすシーモアの素朴な木造の家で、キラキラと
眩しいような1週間を過ごしながら進められました
(中略)本書を読まれるすべての方が、この素晴らしい、
わくわくする贈りものを受け取り、さらに勇気を持って
人生をより美しく、大切に、生き生きと歩まれる
ことを祈ります」
とあります。
本書は「NYで最も人気のあるピアノ教師」である
シーモア・バーンスタインと、
詩人であるアンドリュー・ハーヴェイとの
対話で構成された書籍。
シーモア・バーンスタインの書籍は、
以前、私のメルマガでもご紹介しました。
著者のひとりであるシーモア・バーンスタインは、
アメリカの俳優イーサン・ホーク監督の映画、
に出演し、異例の大ヒットとなったとのこと。
その映画制作のきっかけを作ったのが、
もう一人の著者の、詩人ハーヴェイ。
二人の対話を通して、人として、
音楽家としてどう生きるかを知る一冊。
本書の内容を「Contents」からお伝えしてみましょう。
【Contents】
日本語版序文 シーモア・バーンスタイン
はじめに―歓迎のことば アンドリュー・ハーヴェイ
第1章 対話の始まり
予想もしなかった祝福
88歳、一夜にして成功の舞台へ
第2章 音楽
音楽という魔術
音楽と影
第3章 家族
許すことと許さないこと
間奏曲 創造力、孤独、そして自己愛
第4章 教えること
与えることと受け取ることの神秘
最高の師 サー・クリフォード
毎日の練習:教えるために
ダンス
コーダ 生命への畏敬
訳者あとがき 小野山弘子
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◆(2)ピアノや芸術に関わる人には、きっと何かが心に残る一冊
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著者のひとりのシーモア・バーンスタインは、
50歳でコンサートピアニストとしての活動をやめ、
「教えること」に人生を捧げてきたピアノ教師。
サブタイトルに、
「シーモアさんとの対話―音楽、友情、家族、そして創造」
とあるように、本書は詩人の
アンドリュー・ハーヴェイとの対話によって、
さまざまな話題の語らいがつづられています。
私も読んでみて、とくに心に残った
部分を引用してみると、
「自分が生徒になるからだよ。つまりできる限り、
その生徒のすべてを把握する。感情、知性、
身体の状態。そして自問する、どうしたら上達
できるんだろう?そうすることで、生徒に何と
言えばいいのかわかるんだ」
「音楽家はみんな『こっそり立ち聞きする人』だ。
きちんとメッセージを受け取る。必ずしも誰でも
とはいかないが、音楽家にはそれができる。つまり
音楽は世界共通語なのです」
「ただひとつできること、それは生徒の前で
音を出すこと、彼らの繊細さを稼働させる
ということなんです」
「私は学ぶ段階を四つに分ける。自発性を持つこと、
意識すること、コミットすること、そして一体に
すること、つまり統合」
「まず第一に、あなた方は生徒を教えているのではない、
“人”を教えているということ。二番目は、あなたの
もっとも重要な役割は、音楽の中にあるものばかり
ではなく、人生のすべての側面に対して感情を持って
反応できるよう生徒を導くこと」
なお、本書の刊行を記念して、
前述のドキュメンタリー映画、
「シーモアさんと、大人のための人生入門」
が特別割引で鑑賞できるキャンペーンを、
5月12日まで実施しているようです。
本書とあわせて観ることで、シーモア・バーンスタインの
世界に近づくことができるでしょうね。
ピアノはもちろん、芸術に関わる人には、
きっと何かが心に残る一冊。
ご興味のおありの先生は、
お手に取ってみてはいかがでしょうか。
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『 人生をより美しく シーモアさんとの対話 』
シーモア・バーンスタイン、アンドリュー・ハーヴェイ・著
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◆(3)編集後記
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新型ウィルスの影響で、なかなか先の
見えない状況が続いています。
ただ、お休みしていたピアノ教室でも
レッスンを再開した先生もいらっしゃるようです。
先週の土曜日配信のメールマガジンにて、
個人のピアノの先生のレッスンの状況を
いろいろとお伝えしたところ、
「とても励まされました」
「具体的な対応策がとても参考になりました」
「不安な気持ちを落ち着けられました」
そんなお声をいただきました。
これからもメルマガにて、できる範囲で
先生方の情報をお伝えできたらと思っています。
登録は無料で、いつでも配信停止ができます。
ご興味のある先生は、ご登録は以下のリンクからできます。
最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
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