おはようございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
今日ご紹介するのは、
という曲集です。
ピアノの先生であれば、さまざまな
ピアノ曲集に触れていたい、
そんな思いをいつも持っていらっしゃるでしょう。
今回は、同じ作品を連弾とソロで楽しめる
曲集のご紹介です。
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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の『「ラプソディ第2番」に寄せて』から引用すると、
「8年の時を経て、『ラプソディ第2番』を
出版できるのは大きな喜びです(中略)
元々はソロでしたから、情熱的なソロ版を
書き上げ、連弾と2曲を並べて出版すること
になり、喜びも一入です(中略)多くの方に
演奏していただけたら幸せです」
とあります。
作曲は、皆さんご存知の樹原涼子先生。
樹原先生の「ピアノランド」の教材は、
多くの先生が使っていらっしゃるでしょう。
また、樹原先生のご著書はこれまでも
このブログで取り上げてきました。
今回の作品は、
「こころの小箱」「夢の中の夢」「ラプソディ第1番」
「やさしいまなざし」「風 巡る」「時の旅」
に続く、樹原涼子先生のオリジナルピアノ曲集。
本書によると、もともとは20代の頃に
浮かんできた情熱的なモチーフがきっかけで、
長い年月を経て、2019年の春に「連弾」に
することを思い立ち、同じ年に初演を迎えた、とのこと。
タイトルにもあるように、連弾とソロと、
2つの楽譜が掲載されています。
また、巻頭には「演奏の前に」という、
本作品に寄せる作曲者の思いが綴られています。
曲集の内容をご紹介してみましょう。
●「ラプソディ第2番」に寄せて
●演奏の前に
●演奏上の留意点
●ピアノ連弾のための
ラプソディ第2番
●ピアノ・ソロのための
ラプソディ第2番
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◆(2)弾きやすいテクニックで聴き映えする作品を連弾とソロで
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ピアノの先生であれば、素敵な作品を目指して、
日々、たくさんの楽譜と対峙して、
さまざまな作品に触れていることでしょう。
発表会や演奏会などで弾き映え、そして
聴き映えのする作品に出会えると、
何とも言えない喜びを味わえます。
そこで今回の曲集。
作曲家、樹原涼子先生のオリジナルピアノ曲集で、
何と言っても、同じ作品を、
「連弾」と「ソロ」で楽しめるところが、
今回の曲集の大きな特徴と言えるでしょう。
本書にもあるように、連弾では、
「相手の歌を聴くことで紡いでいけるように」
書いたとのこと。またソロは、
「連弾の規模が小さくなったのではなく、
凝縮されてパワーアップしたもの」とのこと。
私も実際に弾いてみましたが、
一度聴いたら忘れられないメロディーや、
情熱的な部分と繊細なパートが描く、
巧みなコントラスト、
さらに、聴き映えがするのに
弾きやすいところも重要なポイントでしょう。
連弾でアンサンブルを楽しんだり、
華やかなソロ版は発表会にも良さそうです。
ご興味がおありの先生は、
一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。
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◆(3)編集後記
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あっという間に9月に入りましたね。
いくぶん涼しくなったように感じますが、
それでもまだ暑さは続いています。
外出時にはマスクも必須なので、
さらに暑さを感じますね…
熱中症には気を付けながら、
肌を通り過ぎる秋の涼しい風を、
今から楽しみにしたいと思います。
それでは今号も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
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