今回のCD教材は、全音楽譜出版社からの「新こどものハノン」「こどものツェルニー100番」などのご著書で著名な、松本倫子先生との対談の「後編」をお届けいたします。松本先生は指導歴58年、そのご経験から導き出したピアノ指導法を、全国での講座で惜しげもなく伝えていらっしゃいます。今回は「前編」に引き続き、松本先生の「技術と感性の音楽的基礎を育てるピアノレッスン」について、詳しくお聞きしてみました。主に、松本先生のご著書の活用法や、具体的なピアノ指導について、幅広くお聴きすることができました。なお、松本倫子先生のお話が豊富だったため、「前・後編」でのお届け。前編に引き続き、今日からのレッスンに活かせるお話ばかりですので、どうぞお楽しみに!
- 松本倫子先生のピアノレッスンは余分な力を抜くことから
- 「新 子どものハノン」は一音一秒で練習すべし!
- 「ゆっくりでいい音」で弾ければ速くも弾ける!
- 「子どものツェルニー100番」も最初から両手で弾く
- 右手と左手の音量のバランスは早い時期に習得すべき!
- ブルクミュラー25の練習曲「アラベスク」の指導法
- ル・クーペのピアノのアルファベットは「歌わせる」ことが重要
- ソナチネ以降でスムーズに進むための教材について
- 松本先生が考える「コンクールのあり方」について
- 発達障がいの子もまったく同じようにレッスンする
- これからのピアノの先生が求められるものとは?
- 松本先生がこれから目指していらっしゃることは?
- 松本倫子先生にとっての「プロフェッショナル」とは?
松本倫子先生プロフィール
寺西昭子・井口基成両氏に師事。1969年桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業。桐朋学園音楽賞受賞。非常勤講師として同大学及び、子供のための音楽教室に勤務する。
1973年ドイツ・デットモルト音楽大学に入学。F.W.シュヌア氏に師事し首席で卒業。帰国後、尚美学園短期大学で20年間ピアノ科の指導にあたる。
1986年以来クライス・デットモルト及びシュヌア・アカデミー代表としてF.W.シュヌアを招聘し全国でピアノリサイタル・公開レッスンを展開する。
財団法人日本ピアノ教育連盟では事務局次長を歴任。現在、音楽教室リズム21を主宰する傍ら、ピアノ指導法・保護者への指導・わらべうたについての講座にも力を入れている。
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