これからのピアノ教室は「生徒を集める」から「共感してくれる人が集まる」へ。私がピアノから教わったこと

時代は「共感」にシフトしてきています。

自分がいいな、と思ったもの、商品、サービス…

「もの」そのものの価値も大事ですが、

その「背景にあるもの」に共感できるかどうか。

それを提供している人に共感しているか。

近くの知らないお店よりも、
遠くの知り合いのお店に行くのは、

近くで安く買えるけれど、
高くてもあのお店から取り寄せるのは、

モノやサービスが気に入っているのはもちろん、

その人の考え、思い、方向性…

そうしたものに共感できている、
これからも頑張って欲しい！

そう思うからでしょう。

利便性だけで図れないものは、
世の中にはたくさんあるわけです。

■心地よさで選ぶ時代に

世の中がこういう状況になった今こそ、

より「思い」とか「心」とか、

そういうものが重視されるように
なってきたように思います。

自分の心を見つめる時間が増え、

ものごとの本質が見えやすくなってきた。

そういうこともあり、最近、
断捨離をする人が増えていると言います。

捨てる、残すというのは、選ぶことです。

それは、モノだけではなく、コミュニティも同じ。

「自分の居場所は、心地よいところだけでいい」

「心地よさ」がコミュニティを選ぶ、
たいせつな要素になってきているわけです。

■心地よさ＝思い

コミュニティの一つである、
ピアノ教室でも同じだと思います。

私たちの考え、レッスン、目指すところ…

そういう部分に共感してくださった方が、
教室に来てくれる。

単純にいうと、先生が大好き。

だから長く続けてくれます。

だからこそ、こういう時代、
教室運営で大切なのは、

「生徒を集める」

というマインドからいったん離れて、

「共感してくれる人が集まる」

そうした、心地よい居場所を目指すこと、
ではないかと思っています。

■そのためには…

ただ、共感していただくためには、

まずは、私たちの「思い」に
触れていただかなければなりません。

つまり「思いの発信」です。

それは、まず「内側」からが大切。

今いらっしゃる生徒さん、
保護者の方、関わってくださっている人…

その人たちに、伝えていきます。

じんわりあったかいものは、
「外側」にも伝わっていきます。

（それが「口コミ」なのでしょう）

キャンドルサービスのように、
地域に広がっていきます。

ネットでの発信も、確実に思いは乗ります。

それに共感してくださった人だけでいいんです。

■ピアノはすべてを教えてくれる

2021年を迎えて、
いま一度考えてみたいことがあります。

「私はピアノを通して、何を伝えていきたいのか？」

それは、先生によってそれぞれ違うでしょう。

大切にしたいことは、人によって違いますから。

でも、ひとつ共通することがあります。

それは、私（先生）がこれまで生きてきたなかで、

「ピアノが教えてくれたこと」

それを子どもたちに伝えたい。伝えていきたい。

だからピアノを教えているわけです。

あなたが紡ぎ出す「音」には、
すごく大切なことがあるんだよ、と。

「あなたのピアノの音」には、

人として大切な「感情」があり、

誰かの心を動かす「温度」があり、

誰かに何かを伝える「力」があり、

何かを表現する「喜び」があり、

「大胆さ」と「繊細さ」があり、

「勇気」と「励まし」があり、

「喜び」と「涙」があり、

今という瞬間を生きる「充実感」があり、

自分や人に対する「感謝」があり、

生きた証を誰かの「心」に残し、

一生を支えてくれる「強さ」があるんだよ。

ピアノには、生きていく上で
大切なことが、たくさん詰まっている。

だから、私たちの役割は、大きいのです。

★メルマガ「成功するピアノ教室」vol.643号より

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今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

★4月30日までの期間限定。この春、ぜひスタートしてみてください↓