いつもこのブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。

株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

弊社が全国のピアノの先生にご提供している「ピアノ講師ラボ」

レッスンへの情熱に溢れた先生を対象に、

忙しくてなかなか時間が取れないピアノの先生でも
最新のレッスンを手に入れていただけるように、

毎月定期的に、著名な先生との対談音声や
情報満載のニュースレターをお届けしています。

生徒を惹きつけるレッスンのためには、
さまざまな角度から情報を得ることが重要。

「ピアノ講師ラボ」では、毎月、ご登場の先生が変わり、
多様なレッスン法について語っていただいています。

生徒に話したくなる話題をギュッと凝縮。

わざわざ時間を作らずに、家事や運転中など、
毎日のスキマ時間に聴くだけで、

レッスンのエッセンスが心にスーッと入ってきます。

この便利さは、聴いてみた先生しか分からないでしょう。

著名な先生のお話を聴いていると、
やる気がぐんぐん湧いてきます。

インプットの量がレッスンの自信に表れます。

目からウロコのお話を、さっそくレッスンで実践、
生徒の反応がまったく違ってくるでしょう。

■いよいよ石嶺尚江先生が再びご登場!

さて、その「ピアノ講師ラボ」の対談に、
石嶺尚江先生が再びご登場です!

来月2021年8月号にて、

「子どもを惹きつけ楽しく上達させるピアノ指導の秘訣(前編)」

というタイトルでのお届けです。

会員様からの熱いご期待をいただいての、
6年ぶりの再登場となります。

石嶺先生といえば、全国での
「テクニッククリニック」の講座で著名です。

これまで900回以上のセミナーにて、
8,000人ものピアノの先生にレッスン法を伝授。

レッスンですぐに活かせるお話で、
全国の先生を魅了しています。

今回の対談でも、すぐに生徒さんに
伝えたくなるお話の数々、

あっという間に、生徒さんの演奏が
変わる方法をお伝えいただきました。

さて、今回のブログでは、石嶺先生との対談で、
心に残ったことをシェアしてみます。

■3週間続けられれば…

石嶺先生のお話のなかで、

「脳の回路」についてがありました。

人間、脳の中に新しい回路ができあがるには、
少なくとも「3週間」かかる。

つまり、物事の習慣化や定着化には、
3週間はかかる、ということです。

たしかに、21日間続ければ、それが習慣になる、

みたいなお話はよく聞きますよね。

そのお話の流れで、石嶺先生から、

「生徒にはマルをあげない」

という話題が出ました。

■うまく弾けてもマルをあげない

多くの場合、子どものレッスンでは、

市販の教材を使って進めていきます。

最初のページから始めて、できたらマルをあげる。

そして次の曲に進む。

おそらく、これがスタンダードでしょう。

ただ、石嶺先生はその曲がうまく弾けても、

マル「○」をあげないのだそうです。

1曲目が終わって、2曲目が終わって…

それでも「またやってきてねー」と。

マルをあげることはしない。

それはなぜか…

■「楽しい」という感情が大切

石嶺先生は、とにかくピアノを楽しむ、

音楽を楽しむことを重視していらっしゃいます。

特に子どもの場合「楽しい」という
感覚を与えてあげないと、次につながらない。

そして、同じことを繰り返しつつ、

中身をバージョンアップさせていくことで、

さらなる楽しみを感じてもらえる。

先ほどの「3週間」というキーワードも
ここに関わってきます。

先々週やったことを、今週もやる。

これは、いわば脳に回路を作っている状態。

時間はかかるかもしれませんが、

こうした繰り返しが、未来に効いてくる。

■マルにこだわらない子を育てる

私もそうなのですが、教える側としては、

「マル(○)をあげなければならない」

みたいな思いが、どこかにありますよね。

合格させてあげて、次に進む、みたいな。

でも、石嶺先生はこうおっしゃいます。

「マルにこだわらない子を育てたい」

子どもは、同じことをするのが好きですよね。

楽しければ、ずーっと同じことをしています。

ピアノも同じで、我々の指導次第で、

どんな課題も教材も楽しくできる。

「何週やってもいいんだよ。

マル書いて欲しかったらマルするよ、

でも来週も弾くよ。そうすれば、

もっともっとカッコよくなると思うよ」

石嶺先生は、そんなお声かけをするそうです。

繰り返し弾くことで、次の週は、
同じ曲で、レベルアップしたことを学べる。

3週間で、脳の回路もでき上がる。

マルにこだわらない。来週も弾く。

そして、一冊ぜんぶ弾けるようになって終わり。

レパートリーも増えて、教材も味わい尽くせる。

■レッスンで大切な本質

石嶺先生はおっしゃいます。

「マルしたら終わり、では、
マルを求める子になってしまう。

そうじゃなくて、

マルにこだわらない子を育てる」

ピアノ、そして音楽に正解はありません。

大切なのは、楽しさを味わいながら、

自分の演奏を磨いていくこと。

「マルにこだわらない子を育てる」

石嶺先生のこのお言葉には、

ピアノのレッスンで大切な本質が、

込められているように感じました。

■石嶺尚江先生との対談内容

ちなみに、8月号の石嶺先生の音声教材の内容をご紹介すると…

【CD1】
●満を持して再登場の石嶺尚江先生のご紹介
●石嶺先生にとってのピアノ教育の目的とは?
●小学4年までにソナチネレベルに「逆算で合理的時短指導法」
●導入期に遊びながらできる「脳と指先をつなげる回路作り」
●ピアノ教育に「早口言葉」が有効な理由とは?
●導入期の生徒さんに「マルをあげない」理由とは?
●初級の生徒に教えなければ間に合わなくなることとは?
●要らない力を逃すポイントは「肩」の関節にあった!
●耳の発達が止まる前に!ペダルの早期指導の必要性
●マムシ指は外科医でも治せない!?ではどうする?

【CD2】
●手首を振って弾いてしまう子への対処法は?
●指が速く動かないときの対処法は?
●マムシ指を直す方法とミスタッチを減らす秘訣は?
●どうしても音符を覚えられない子にはどうする?
●中学生になったらピアノを辞めると思っている生徒には?
●効果的な練習方法は「記憶のピーク」にあった!
●生徒を「やる気」にさせる秘訣は過去と未来にある

…こんな感じで、どのお話も、
今日からのレッスンで活かせるものばかり。

あっという間に、生徒さんの演奏が
変わる方法をお伝えいただきました。

■石嶺尚江先生の対談の「前編」が聴けるチャンスは7/31まで

さて、今回ご紹介の石嶺尚江との対談。

石嶺先生のお話が豊富だったこともあり、
「前編」「後編」の2回シリーズでのお届けです。

これはぜひ「前編」から聴いていただきたいですが、

2021年7月31日(土)までにご入会いただけますと、
初回2021年8月号として、石嶺尚江先生との「前編」の対談からスタートいただけます。

お忘れなく、この機会をぜひご活用くださいね。

(私からのプレゼントもこっそりご用意しています)

★こちらのページでは、石嶺先生との対談の
サンプル音声を視聴できます↓

■学びを止めないために

世の中が落ち着かない状況が続いていますが、
こういうときこそ、学びをとめない。

夏休みのこの時期は、生徒さんのやる気を高める時期。

ぜひご自分のレッスンを見つめ、
高めていく機会にしていただけたら幸いです。

すべては、その先の生徒さんの笑顔のために。

石嶺尚江先生の素晴らしいお話で、
新しい学びをスタートしていただけたら幸いです。

お手元に届く教材に、期待ください。

収録が終わって、石嶺尚江先生と。

石嶺先生、貴重なお話の数々を、
本当にありがとうございました!

★「ピアノ講師ラボ」2021年8月号は石嶺尚江先生との「前編」の対談!画像をタップ↓

お忙しいなか、最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

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