いつもこのブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
弊社が全国のピアノの先生にご提供している「ピアノ講師ラボ」。
レッスンへの情熱に溢れた先生を対象に、
忙しくてなかなか時間が取れないピアノの先生でも
最新のレッスンを手に入れていただけるように、
毎月定期的に、著名な先生との対談音声や
情報満載のニュースレターをお届けしています。
生徒を惹きつけるレッスンのためには、
さまざまな角度から情報を得ることが重要。
「ピアノ講師ラボ」では、毎月、ご登場の先生が変わり、
多様なレッスン法について語っていただいています。
生徒に話したくなる話題をギュッと凝縮。
わざわざ時間を作らずに、家事や運転中など、
毎日のスキマ時間に聴くだけで、
レッスンのエッセンスが心にスーッと入ってきます。
この便利さは、聴いてみた先生しか分からないでしょう。
著名な先生のお話を聴いていると、
やる気がぐんぐん湧いてきます。
インプットの量がレッスンの自信に表れます。
目からウロコのお話を、さっそくレッスンで実践、
生徒の反応がまったく違ってくるでしょう。
■いよいよピアニストの鈴木弘尚先生がご登場!
さて、その「ピアノ講師ラボ」の対談に、
ピアニストの鈴木弘尚先生がご登場です!
来月2022年2月号にて、
というタイトルでのお届けです。
今回の対談では、レッスンの
具体的な方法やタッチについて、
多くの人が気になる「ロシアピアニズム」について、
さらに、倍音豊かな音を出す秘訣や、
ペダリングの指導法、耳の使い方など、
レッスンで取り入れたくなるお話の数々、
指導の秘訣をたっぷりとお伝えいただきました。
今回のブログでは、鈴木先生との対談で、
とくに心に残ったことを、シェアしてみます。
■やっぱり「音色」が大事
ピアノを弾く人、教える人にとって、
やっぱり「音色」を重視する方は
多いと思います。
同じピアノなのに、弾く人によって音色が変わる。
本当に不思議で、素敵な楽器ですよね。
音色や、よく響く音の秘訣といえば、
「脱力」がその一つでしょう。
■ここにヒントがあったとは…
来月2月号の「ピアノ講師ラボ」にご登場の、
ピアノレッスンの秘訣、音の聴き方、
ペダリング、音楽との向き合い方…
どのお話も、実践的なお話ばかりで、
私が一番、引き込まれました。
なかでも「脱力」のお話には、衝撃を受けました。
このお話に出会えて、よかったと心から思います。
■力を抜くというよりも…
脱力というと「力を抜く」という
イメージが強いですよね。
もともと入っている力を抜く、
いわば、力んでいるのが前提、のような。
ピアノレッスンの現場でも、
「ほら、もっと力を抜いて!」
みたいな指導をしがちです。
でも、鈴木弘尚先生のお話を聴いて、
ハッとしました。逆だったのだと。
■弱音がカサカサする理由
脱力について、鈴木先生はおっしゃいます。
「力を取り除く、マイナスの感じではなく、
必要な分だけプラスする、この考え方が大事」
たとえば、弱い音を出さなければならないとき。
伴奏の本番なんかでもありますよね。
ピアノの美しい最弱音から入って、
世界観を作らなければ、みたいなとき。
私も経験があります。
「この大きなホールの、一番後ろまで響くような、
いい音を出そう、美しい弱音、潤いに満ちた弱音を…」
聴衆の期待を一身に背負った緊張感。
構えれば構えるほど、力が入って…
音が出ない、出ても音がカサカサ…
自分も会場も、ガッカリな瞬間です。
鈴木先生のお話を聴いて気づきました。
これも、力を抜こうという、
「マイナスの考え方による弊害」だったのだと。
■マイナスではなく…
鈴木先生はおっしゃいます。
たとえば、弱くて美しい音を出すとき。
鍵盤の底まで、上から10ミリあったとして、
「マイナス3ミリのところまで…浅く浅く…」
と考えるから音が抜ける。失敗する。
そうではなく、
「ゼロ(鍵盤の底)から7ミリのところまで重さを乗せる」
つまり「プラス7ミリのイメージ」を持つこと。
「10マイナス3」ではなく「0プラス7」でいく。
そうすると、抜けなくなる。
そのときのイメージの仕方が圧巻でした。
「肘にたまった水を、すぅーっと指先に流す」
■身体の中の「水」をイメージ
たとえば、仕事終わりで帰宅して、
「あー疲れたー」と、ベッドに身体を投げ出す。
あのイメージで突っ伏したときのような、
身体の重さを鍵盤にかけることが、
ピアノの演奏ではとても重要。
腰や骨盤、足に重さを残しながら、
身体に重さがかかっている状態を保ちながら、
指先にかける重さを「プラス」していく。
その、重さの調節のイメージが、
「肘にたまった水を指先に流す」
水は高いところから低いところに流れますよね。
指先に水を流していくイメージを持つと、
身体や腕、肘や手首などの動きが、ナチュラルになる。
たとえば、音量を弱くしたいときには
肘にたまっている水を、少量、指先に移動させるだけ。
まさに指先に「プラス」していくイメージです。
(対談では、ショパンのバラード4番の冒頭を
弾いていただきましたが、美し過ぎて、肌がぞわぞわしました)
■生き方に通じる
「力を抜こう」と考えると、力んでしまいます。
鍵盤と、構えて戦ってはいけないんですね。
マイナスではなく、プラスしていく。
この考え方で、私も身体がラクになりました。
気持ちにゆとりも出て、音色も変わりました。
そして、思いました。
これは「生き方にも通じるお話」だと。
鍵盤のタッチも、考え方も、生き方も、
マイナスよりも「プラス」していくほうが、
ずっとラクで楽しい。
そして、自分にも優しいのだ。
鈴木先生のお話をお聴きして、そんなことも考えました。
■鈴木弘尚先生との対談内容
ちなみに、2月号の鈴木弘尚先生の音声教材の内容をご紹介すると…
【CD1】
●ピアニストの鈴木弘尚先生のご紹介とピアノとの出会い
●音楽とは「呼吸レベル」の存在である
●生徒に飛び立った後の「世界」を見せるのが指導者
●ピアノの極意は「打楽器でどう歌うのか」の部分
●鈴木先生が考える「ロシアピアニズム」とは?
●「浅く速く」が倍音豊かな音を出す秘訣である
【CD2】
●脱力の極意は「水」を指の方に流すイメージである
●最終的にはタッチより「ペダリング」で決まる!
●モーツァルトを指導するときのポイントは「単語」
●初めて聴く人にも分かるような演奏をするのが重要
●練習と本番での「耳の使い方」で演奏は変わる!
●本当のゆっくり練習とは「拡大コピー」である
●ピアノの先生がこれから求められるものとは?
●鈴木先生のこれからのビジョンは?
●鈴木弘尚先生にとっての「プロフェッショナル」とは?
…こんな感じで、どのお話も、
今日からのレッスンで活かせるものばかり。
毎日のレッスンを充実させるお話を、
たくさんお伝えいただきました。
■鈴木先生の対談からスタートできるチャンスは1/31まで!
さて、今回ご紹介の鈴木弘尚先生との対談。
2022年1月31日(月)までにご入会いただけますと、
初回2022年2月号として、鈴木弘尚先生との対談からスタートいただけます。
この春からの新しいレッスンに向けて、
一つでも指導法を身に付けておく。
この春こそ、指導法を深めるベストタイミングです。
鈴木弘尚先生の具体的で実践的なお話で、
新しい学びをスタートしていただけたら幸いです。
お手元に届く教材に、期待ください。
収録が終わって、鈴木弘尚先生と。
鈴木先生、貴重なお話の数々を、
本当にありがとうございました!
★「ピアノ講師ラボ」2022年2月号は鈴木弘尚先生との対談!サンプル音声は画像をタップ↓
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。
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