おはようございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
今日ご紹介するのは、
という教材です。
バッハといえば、ピアノ学習者であれば
避けては通れない大きな道。
ピアノの先生であれば、特に
インヴェンションの重要性は、
多くの方が感じていらっしゃるでしょう。
今回は、インヴェンションに関する教材のご紹介です。
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◆今日のチェックポイント◆
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本書の「はじめに」から引用すると、
「この楽譜は、ヨハン・セバスティアン・バッハ
(1685-1750)の『インヴェンション』全15曲が
楽しく弾けるようになるための楽譜です(中略)
この本では、『ポリフォニー』とは何かという
ことを最初に学び、それがちゃんとわかってから、
易しいポリフォニーの曲へと入っていきます」
とあります。
著者は、音楽教育家の北村智恵先生。
北村先生のご著書は、これまでも
このメルマガでご紹介してきましたね。
本書では、まずは「ポリフォニー」について学び、
それが理解できた段階で、
易しいポリフォニー作品に入っていき、
最終的には、バッハのインヴェンションの
全15曲を深く理解できる構成になっています。
本書に「ワーク付き」とあるように、
バッハのインヴェンションの
「なぞ」を解くために必要な、
「ひみつの鍵」
をワークを通して見つけていく、
アイディアも施されています。
なお、小さい子から学べるように、
すべての漢字にルビが入っています。
本書の内容をご紹介してみましょう。
【もくじ】
I.「ポリフォニーってなに?」声に出して歌ってみよう
II.ポリフォニー1 各声部が異なる旋律の曲
III.ポリフォニー2 各声部が同じ旋律の曲(カノン)
IV.ピアノで歌うポリフォニー
V.舞曲を弾こう
インヴェンション J.S.バッハ
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◆(2)インヴェンションの「なぞ」を解きながら深く学べる教材
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私も小さい頃、レッスンでバッハの
インヴェンションを学んだ一人です。
ただ、当時の私のレベルでは、
とても深い部分まで学ぶまでいかず、
時間をかけて、何とか弾き終えられた…
といった感じでした。
ただ今思うと、初期の段階で、
本書のようにポリフォニー等について
楽しく知識を入れながら学んでいれば、
バッハの作品の理解や演奏なども、
だいぶ違っていただろう、と思います。
本書でなるほどと思ったのは、
「ポリフォニーを弾くときに大切なこと」
にて、練習のしかたが解説してあり、
とくに1声部ずつ暗譜で弾けるようになってから、
各声部を合わせて両手で弾く、
など、大切な練習法も紹介しているところ。
また「バロック期における『組曲』について」
では、指導者ならば当然知っておきたい
舞曲についての解説があり、
こちらは必読と感じました。
各曲の解説は、お子さま向けに、
話し言葉で書かれているので、
読みやすく、分かりやすいのがいいですね。
ピアノ指導者にとっても、インヴェンションを
指導するときのバイブル的な教材と言えるでしょう。
なお、本書に準拠したCDが販売されています
★参考「ステップ・トゥ バッハ インヴェンション
ポリフォニーへの誘い『こもりうた』からバッハまで」
作品の雰囲気を味わうことはもちろん、
表現上の一例として、とても参考になります。
純粋に、聴いて楽しむこともできますね。
インヴェンションはもちろん、
本書におさめられている作品を弾くと、
バロック期の作品の良さをあらためて感じます。
いずれにしても、ピアノ指導者であれば、
ぜひ一冊は持っておきたい教材。
ご興味がおありでしたら、
一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。
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『 ステップ・トゥ バッハ インヴェンション 』 北村智恵・編
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◆(3)編集後記
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最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。
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