コロナ禍初期の、2年前。
レッスンを自粛せざるを得ない状況でした。
レッスンができない、生徒に会えない…
そのとき、多くの先生が感じていました。
「レッスンしていない方が疲れる」
なぜでしょう?
レッスンは、旅行と似ています。
旅行に行くのは、エネルギーを使います。
遠くにいくなんて、わざわざ疲れにいくようなもの。
でも、行くとエネルギーが湧いてくる。
旅をすると、逆に充電される。
エネルギーは、楽しいことに消費することによって、
充電されるのです。
■レッスンすると充電される
レッスンしていないと疲れる先生が多いのは、
これと同じ理由です。
レッスンには、相当エネルギーを使います。
子どもを相手にするのはなおさらです。
でも、レッスンするとエネルギーが湧いてくる。
私たちは、レッスンすることで充電していたのです。
最高のエネルギーチャージは、
大好きなことをすることです。
趣味に没頭していると、時間はあっという間です。
疲れもありますが、残るのは充実感です。
私たちが、レッスンしていて満たされるのは、
大好きなことを仕事にしているからです。
■楽しいと楽は違う
ただ、楽しいことを仕事にすると、
楽(らく)なことはできなくなります。
楽しいことをしていくとは、
その道を極めると同じです。
その過程で、たいへんなこともあります。
分からないこと、誰かの助けが必要なこと、
勉強が必要なこと、時間がかかること…
楽しいからこそ、楽(らく)できない状況になるわけです。
■楽すると疲れる
もし、このメルマガをお読みの方で、
これからレッスンを始めたい学生さんがいれば、
これだけはお伝えしたいと思います。
きっと、あなたは楽しいことを仕事にできて、
毎日充実した生活になると思います。
でも、そのぶん、楽(らく)できなくなります。
ピアノ指導は、深いです。
真剣に向き合えば向き合うほど、
それがよく分かります。
「ただピアノの弾き方を教えればいい」
というのは、学校で算数だけ教えればいい、
と同じくらい浅い考えだったと実感するはずです。
ためしに、浅く教えてみてください。
毎回、手を抜いてレッスンしてみてください。
たぶん、ぜんぜん楽しくないでしょう。
楽(らく)することと、楽しいは真逆なんですね。
それから、すごく疲れると思います。
楽(らく)したり、手を抜いたりすると、
エネルギーを吸い取られっぱなしになるからです。
放電しているだけです。
車ならバッテリーが上がります。
■出し切るとチャージされる
ようやく気が付くでしょう。
楽しいからこそ、極めなければいけないのだと。
指の使い方、身体の使い方、
言葉の選び方一つでも、
たいへんな深さです。底の見えない井戸です。
でも、その過程でチラッと見えるんですね。
これかな?というヒントが。
そのヒントを頼りに実践してみる。
うまくいかない。また掘ってみる。
実践して、掘って、実践して…
そうやっていくと、生徒が伸びていきます。
生徒が伸びると、どんどん指導が楽しくなります。
ハッと気づきます。
楽(らく)しないほうが、エネルギーが貯まるんだ。
出し惜しみしないで、毎回、出し切る。
出し切ると、消費しているはずのエネルギーが、
逆に充電されていることに。
生徒からエネルギーをもらう。
レッスンすればするほど、充電されている。
出し切れば、出し切るほど充電されている。
そんな生活を、学生さんは羨ましがるでしょう。
そうなんです。
私たち、ピアノ指導者は、すごく幸せなんです。
だから、この仕事が大好きで、誇りに思うのです。
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今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
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