いつもこのブログをお読みいただき、
本当にありがとうございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
弊社が全国のピアノの先生にご提供している「ピアノ講師ラボ」。
レッスンへの情熱に溢れた先生を対象に、
忙しくてなかなか時間が取れないピアノの先生でも
最新のレッスンを手に入れていただけるように、
毎月定期的に、著名な先生との対談音声や
情報満載のニュースレターをお届けしています。
生徒を惹きつけるレッスンのためには、
さまざまな角度から情報を得ることが重要。
「ピアノ講師ラボ」では、毎月、ご登場の先生が変わり、
多様なレッスン法について語っていただいています。
生徒に話したくなる話題をギュッと凝縮。
わざわざ時間を作らずに、家事や運転中など、
毎日のスキマ時間に聴くだけで、
レッスンのエッセンスが心にスーッと入ってきます。
この便利さは、聴いてみた先生しか分からないでしょう。
著名な先生のお話を聴いていると、
やる気がぐんぐん湧いてきます。
インプットの量がレッスンの自信に表れます。
目からウロコのお話を、さっそくレッスンで実践、
生徒の反応がまったく違ってくるでしょう。
■ピアノ指導者の奥村真先生が登場!
さて、その「ピアノ講師ラボ」の対談に、
ピアノ指導者の奥村真先生がご登場です!
来月2022年5月号にて、
というタイトルでのお届けです。
名古屋芸術大学や金城学院大学など、
数々の教育機関でピアノ指導をされている奥村真先生。
全国での指導法講座はもちろん、
メディアでのご執筆も多数。
最も得意とされているのが、
小さい子へのピアノ初期指導で、
「治療」とまで言われる徹底した耳の基礎作りなど、
全国での実施のセミナーも人気です。
(ちなみに、ご存じの先生も多いかと思いますが、
杉浦日出夫先生の息子さまでいらっしゃいます)
今回の対談では、素晴らしい生徒さんを
たくさん育てられている奥村先生に、
ピアノの初期指導のポイント、
自ら上手になる生徒の導き方、
基本的な耳の作り方や頭の作り方…など、
具体的なお話の数々をいただきました。
さて今回のブログでは、奥村先生との対談で、
とくに心に残ったことを、シェアしてみます。
■17歳でピアノを始める
今回ご登場の奥村真先生。
なんと、17歳でピアノを始めて、
たった2年で、愛知県立芸術大学のピアノ科に一発合格。
大学院も修了され、ハンガリー国立リスト音楽院に留学。
まさに華々しいご活躍の奥村先生ですが、
対談のお話では、ピアノを遅く始めたこともあり、
ピアノ指導の現場に立ったときには、
相当なご苦労もあったとか。
ただ、その時代の悩みが、多くの解決策につながり、
今の素晴らしいご指導につながっている。
そういうお話もありましたね。
■指導する理由とは?
そんな奥村先生に聞いてみました。
「奥村先生にとってのピアノ指導とは?」
先生のお答えは、ほぼ即答でした。
「ピアノが好きな生徒と、共に時間を過ごしたい」
17歳でピアノを始めた奥村先生。
「こんなに面白いものがあったのか!?」
と一気にピアノに心酔されます。
それから、学校のある日は一日8時間。
お休みの日は、15時間練習する日々が。
その根底にあった、そして、
今も変わらない、ピアノへの愛情。
純粋な「ピアノが好き」という気持ち、
その同じ気持ちを、子どもたちと共有すること。
それが、ご自身にとっての生きがいになっているそうです。
「教育理念などはあるっていうふうには思わないんだけど、
音楽を通して、とにかく感動できる人になって欲しい。
人と共感したり、音楽に共感したり、
とにかく利己的な人間にはならないで欲しい。
それは理念というより、願いですね」
そう語る奥村先生の目は、
まさに教育者のまなざしでした。
■とにかく観察すること
また、奥村先生はおっしゃいます。
「教え過ぎは危険」
指導者の過剰なアドバイスは、
本人(生徒)の個性をゆがめる危険がある。
だからこそ奥村先生は、その子の持っている
得手不得手を、ものすごく注意深く観察するのだとか。
得意なほうは、よほど問題がなければ手を出さない。
悪いところは、ものすごく手伝う。
なぜなら、良いところは勝手に伸びていくから。
ピアノ指導の根幹にあるべきなのは、
私たち指導者の「観察眼」なのだと気づきます。
■どうしても伝えたいこと
温和という言葉がぴったりの奥村先生ですが、
基礎の段階でのレッスンが、とても厳しいそうです。
「小学2年生の子にとっては鬼のように見えるかも」
そんなお話もありました。
なぜ、それだけ厳しくなるのか。
お聞きしたところ、それがまさに、
「ピアノ初期での基礎指導の大切さ」そのものでした。
「どうしても!です。
どうしても、できるようになってほしい。
なぜなら、その後に『すべて』を積み上げるから。
家の土台が、ちょっとくらいおかしくてもいいか、
と思えば、それは必ずつぶれる。
その土台のところだけは、どうしても譲れない。
そういう信念が、どこか言葉に出てしまうんでしょうね」
■基礎の上にすべてを築く
私たちは、誰よりも知っています。
ピアノを始めた最初期に、何をどう教えるかで、
その子の「ピアノ人生」が決まってしまうことを。
つまり私たちは、すべての「責任」を負っているわけです。
ピアノからたくさんの宝物を受け取ること、
それはイコール、人生の豊かさです。
子どもたちに、人生の宝物を見つけてもらうために、
私たちピアノ指導者は存在しています。
だからこそ、基礎の上に、すべてを築く。
ピアノ初期指導が重要である理由を、
奥村真先生に学ばせていただきました。
■奥村真先生との対談内容
ちなみに、5月号の奥村真先生の「前編」の内容をご紹介すると…
【CD1】
●ピアノ指導者の奥村真先生のご紹介
●17歳でピアノを始めた奥村先生にとっての「音楽」とは?
●ピアノが好きな子と時間を共にすることが指導の目的
●教え過ぎは危険!導入期に「これだけ」は指導すべきこと
●基礎の上にすべてを積み上げるからこそ譲れないもの
【CD2】
●「音楽の三要素」に感動できる子をどう育てるのか?
●音楽的な子にするための「大切な頭の使い方」とは?
●ピアノ嫌いになる理由は「大人」と「読譜」
●初見ができるようになるための「7つの条件」とは?
●「治療」とまで言われる徹底的な耳作りの方法
●生徒に「脱力」の指導をするときの確実なステップ
…こんな感じで、どのお話も、
今日からのレッスンで活かせるものばかり。
毎日のレッスンを充実させるお話を、
たくさんお伝えいただきました。
■奥村先生の対談からスタートできるチャンスは4/30まで!
さて、今回ご紹介の奥村真先生との対談。
2022年4月30日(土)までにご入会いただけますと、
初回2022年5月号として、奥村真先生との「前編」の対談からスタートいただけます。
※5月に入ってからのご入会の場合、
「後編」からのスタートになりますのでご了承ください
ゴールデンウィークは、指導に差をつけるチャンス。
新緑の季節、ご自身のレッスンを見つめ直し、
さらに生徒さんを伸ばしてください。
奥村真先生の具体的で実践的なお話で、
新しい学びをスタートしていただけたら幸いです。
ご入会後、お手元に届く教材に、期待ください。
収録が終わって、奥村真先生と。
奥村先生、貴重なお話の数々を、
本当にありがとうございました!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。
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