プロフィール

ピアノ教室を探している人が、ホームページで必ず見るところ。

それが「プロフィール」です。

ここをいかに魅力的に仕上げるかは、教室運営や生徒募集において、
かなりネックになってきます。

なぜなら、多くの人が知りたい「先生のこと」は、
ここに凝縮されているからです。

プロフィールについて、過去のメルマガの記事にありましたので、
2回にわけてご紹介したいと思います。

メルマガ「成功するピアノ教室」 vol.84 2010年1月30日の記事です。

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【メインコンテンツ】~ピアノ講師もプロフィールが重要~
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今回は、ピアノ講師の「プロフィール」について、
考えてみたいと思います。

プロフィールというと、

「自分のこれまでの経歴を並べればいいだろう」

とお思いの方も多いのですが、実は違います。

プロフィールにおいて、経歴も大切ですが、
それ以上に重要なことがたくさんあります。

その前に、まずはなぜプロフィールが大切なのか、
という点についてお話したいと思います。

■そもそもなぜプロフィールが必要なのか

プロフィールは何のためにあるのでしょうか。

簡単に言うと、

「自分の身元を明かして、信頼してもらうため」

ピアニストは、プロフィールに立派な経歴を連ねることで、
自らの演奏のクオリティの高さを証明しています。

つまり、自分の演奏は信頼できるものであり、
それだけの価値がある、ということを端的に表しているのです。

ピアノ講師にとってのプロフィールは、短い文章によって
自分を深く知ってもらい、信頼していただくためのもの。

また、自分がこれだけの指導ができるのだ、
と証明するためのもの、とも言えるでしょう。

誰でも知らない人には警戒心を持ちます。

それを取り除くためにも、自己開示によって
まずは自分を信用していただく必要があるということです。

■ピアノ講師にとってプロフィールの役割とは?

ピアノ講師としてのプロフィールは、ただ学歴や
コンクール歴を連ねるだけでは意味がありません。

言ってしまえば、それでは「履歴書」と一緒です。

プロフィールに何を書くかという部分に触れる前に、
私が考えるプロフィールの役割をお伝えしてみましょう。

【1】自分(教室)の強みを知ってもらう
【2】自分(教室)を信頼してもらう
【3】自分(教室)のビジョンに共感してもらう
【4】相手に人柄を伝える

これら【1】~【4】によって最終的にトータルで、

「この教室で習うメリットを伝える」

ということが重要になります。

■ピアノ教室運営者としてのプロフィール

では、ピアノ教室運営者のプロフィールとして、
どういうものが理想的なのでしょうか。

学歴や経歴、職歴などはもちろん大切です。

これらはピアノ講師として、信頼と実績の証です。
何より端的に自己の能力や経験を伝えられます。

ですが、それよりも大切なのは、

「自分は何を目指している人間なのか」
「どういうビジョンがあるのか」
「自分にしかないものは何か」

ということを伝えることです。

極端な話、ピアノ教室を探している人にとって、
どこの大学を出たのか、誰に師事したのかは、
興味がない、というか分からない人が多いでしょう。

それよりも、

「この先生に習えば、一体何が得られるのか?」

ということの方が大切なわけです。

お子さんにピアノを習わせたいと思っているお母様にとって、
「○○コンクールで1位獲得」という情報よりも、

「私の子供に楽しく教えてくれる先生かどうか?」
「この子が興味を持つように教えてくれるかどうか?」

の方が重要なのです。

■プロフィールの作り方

ではどのようにしてプロフィールを作れば良いのでしょう。

プロフィールに盛り込むべき大事な点は4つほどあります。

【1】ピアノ講師としての強み
【2】目指しているもの
【3】記憶してもらいたいもの
【4】人にない経験や資格

順番に見ていきましょう。

【1】ピアノ講師としての強み

ここはとても大切です。

ご自分が得意としているもの、これだけは他の先生には
負けません、という部分を表すのが「強み」です。

「ここで習えば、あなたにこんなメリットがありますよ」

というものを端的に表わすものです。

この部分が伝わらなければ、教室や先生に魅力を感じません。

「ここで習えば、こんな良いことがあるのね」

と思っていただくためには、自分が一番得意なもの、
これだけは提供できるというもの、強みを表す必要があります。

【2】目指しているもの

長期的なビジョンを持っている人に、人は惹かれます。

また、何かを目指している人間に、強い意志を感じ、
それに参加したい、一緒にがんばりたい、という感情を持ちます。

多くの場合、意志やビジョンのある人に、
人は「好意」を持つものなのです。

そこでピアノ講師として、あるいはピアノ教室運営者として、
今の自分は何を目指しているのかを表します。

「子供の全人的な教育を目指す」
「地域の活性化に尽力する」
「音楽家を多数輩出する」

ビジョンの大小は関係ないと思いますが、プロフィールに
「自分が目指しているもの」を入れることは重要でしょう。

【3】記憶してもらいたいもの

記憶してもらうために大切なのが、

「キーワード」

の部分です。

短くて印象的な言葉には、人の心に残るという作用があります。

いわゆる「キャッチコピー」にあたりますが、人にどういう
印象を持ってもらいたいか、を考えることは大切です。

【4】人にない経験や資格

自分以外の人にはない経験や資格は、
非常に印象に残ります。

例えば、ピアノ講師を目指したきっかけなども、
いわばその人オリジナルな経験です。

また、なかなか他のピアノ講師が持っていない資格や
スキルがあれば、それを載せることで差別化になります。

ピアノに関する検定のみならず、ピアノ以外の資格も
それが講師としての価値を上げるものであれば良いでしょう。

ピアノ以外のスキルも持っている、幅広い知識をピアノ教育に生かしている、
という印象を与えるためにはぜひ載せたいものです。

検定試験や、資格を得るためには、膨大な時間とお金がかかるもの。

それを保持しているということは、努力している先生、
勉強家であるイメージを与えることにつながります。

■続きは明日のブログにて…

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