おはようございます。

株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今日ご紹介するのは、

「ピアノのための24のプレリュード」

という曲集です。

24のプレリュードといえば、

ショパンを思い出される方も多いでしょうね。

今回は、日本の巨匠の作曲家による、

ピアノのための作品のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の「本版について」から引用すると、

「本版は作曲者自筆の草稿をもとに、
できる限り原譜のかたちを残して作成した。
原譜が『草稿』であるために、音や
アーティキュレーションなど楽譜の
一部に不明瞭な部分があるが、
判別の不可能な箇所は編集部の判断で
もっとも適当であると思われるものを採択し、
また必要に応じて補った」

とあります。

作曲は、矢代秋雄先生（1929-1976）。

東京音楽学校（現在の藝大）や、

フランスのパリ音楽院で学び、

帰国後は、数々の名曲を残し、

1974年に東京藝術大学の教授に就任するも、

46歳という若さで急逝。

その矢代秋雄先生が、

なんと15歳の頃に書いたのが、

今回の「ピアノのための24のプレリュード」。

学習期の作品でありながら、

斬新で美しいピアノ作品となっています。

本書が、未発表曲の初出版とのことです。

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◆（２）矢代秋雄先生が15歳で書いた未発表曲の初出版

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本書は、作曲家の矢代秋雄先生が、

15歳の頃に作曲されたという作品。

学習期の作品でありながら、

素晴らしい作曲の技術と感性を

感じさせる作品です。

一つ一つの作品はもちろん、

全体として極めて美しく、

多彩な響きを味わわせてくれます。

巻頭の「本版について」にもありますが、

自筆の草稿をもとにしているため、

音やアーティキュレーションなど、

不明瞭な部分について、楽譜の下に

注釈をつけて補足をしています。

多彩なリズムや変拍子、

和音なども近現代的なものもありつつ、

各曲は、1～2ページの作品が主で、

長くても4ページと短い作品。

難易度もさまざまですが、

技術的に平易な作品だとしても、

この世界観に到達するのは

容易ではないかもしれませんね。

ご興味がおありでしたら、

お手に取ってみてはいかがでしょうか。

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『 ピアノのための24のプレリュード 』　矢代秋雄・作曲

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◆（３）編集後記

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11月も10日が過ぎ、

秋も深まってきました。

来週は「ピアノ講師ラボ」に会員様に

お集まりいただいての勉強会。

静岡の2か所で開催を予定しており、

たくさんの先生にお会いできますこと、

今からとても楽しみにしています。

それでは最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

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