おはようございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
今日ご紹介するのは、
という曲集です。
前号では、マスネの連弾曲をご紹介しました。
ピアノの先生の中には、連弾曲に
ご興味がある先生も多いでしょう。
今回は、ピエルネの連弾曲のご紹介です。
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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の解説から引用すると、
「ミュージカルのような雰囲気のこの曲は、
踊り出したくなるようなリズムとコケティッシュな
表情が魅力的です。気分の向くままに歌って踊る、
即興的に表現する楽しさを味わえる作品です」
とあります。
アンリ・コンスタン・ガブリエル・ピエルネは、
1863年にフランスで生まれた作曲家。
解説によると、1872年にパリ音楽院に入学し、
同級生に1歳年上のドビュッシーがいたそうです。
作曲活動はもちろん、指揮者として、
たくさんの作品を初演し、
現代音楽の守護者として大きく貢献。
作曲家としても、管弦楽曲やバレエ音楽など、
あらゆるジャンルを精力的に創作したそうです。
巻頭には、ピアニストで教育者の
堀江真理子先生による解説と、
演奏のポイントが掲載されています。
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◆(2)演奏会や発表会の講師演奏でも弾き映えしそうな隠れた名作品
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今回の作曲家ピエルネ(1863-1937)については、
以前のブログにて「愛しい子どもたちへのアルバム」を
ご紹介の際にお伝えいたしました。
ピエルネは、フランス国内で、
作曲家や指揮者として幅広く活躍した音楽家。
巻頭の堀江真理子先生による解説に、
「ピエルネの音楽はたとえピア二スティックな
作品でも技巧的に聞こえることは一切なく、
軽やかな流れに溶け込んで、耳に心地よく
響いてきます」
とあります。
今回ご紹介の「即興的ワルツ」も、
軽やかな中に洒落っ気もあり、
さまざまな表情を持ちながら、
美しさも醸し出しているところなど、
まさに、4手連弾の隠れた名作品、
と言ってもいいのではないでしょうか。
レベルとしては、中級程度となっていて、
堀江真理子先生による演奏しやすい配慮の
運指が付いていることも特長。
ピアノの発表会はもちろん、
講師演奏や演奏会などでも、
弾き映えのする作品だと感じました。
おそらく多くの先生が知らない、
ピエルネの4手のピアノ連弾曲。
ご興味がおありでしたら、
一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。
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『 ピエルネ〈即興的ワルツ〉作品27 4手連弾のための 』 堀江真理子・解説
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◆(3)編集後記
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今日から12月ですね。
あっという間に2023年も最後の月となりました。
今年は特に月日の流れが早かったように感じます。
2023年もわずかとなってきましたが、
やり残したことがないように、
一日一日を大切に過ごしていきたいですね。
それでは最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
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