2024年3月号の「ピアノ講師ラボ」は、
ピアニストの堀江真理子先生がご登場!
現在、尚美学園大学名誉教授、そして、
国際ピアノデュオ協会会長でいらっしゃいます。
書籍のご執筆やCDも多数リリース、
「フランス音楽黄金期の至宝」が
「レコード芸術」誌の特選盤に選ばれるなど、
堀江先生の素敵なピアノの音色は、
多くの人の心を魅了しています。
さて今回のブログでは、その堀江先生のお話から、
心に残ったことを皆さまにシェアしてみます。
■どの先生も思いはそれぞれだけど…
このブログをお読みのピアノの先生は、
レッスンでこれだけは譲れないもの、
指導への思いや理念を大切に、
日々レッスンされていると思います。
思いはそれぞれ違ってはいても、
「すべては生徒さんのため」という、
最終目的地は共通しています。
その思いを生徒は全身で受けとめ、
一緒に学び、成長をしていきます。
■お聞きしてみた
さて、次回3月号の「ピアノ講師ラボ」にご出演の、
ピアニストの堀江真理子先生に、お聞きしてみたんですね。
「先生にとって、レッスンで最も大切なことは?」
堀江先生は、笑顔でおっしゃいました。
「生徒さんと一緒に音楽を楽しむ!
音楽を作り上げていく過程を、ものすごく楽しむ」
■留学時代のお話
お話は、先生が留学されていた
パリのコンセルヴァトワール時代へ。
堀江先生の先生は、あの名ピアニスト、
アルド・チッコリーニ先生。
レッスンを始めるとき、チッコリーニ先生は、
「On y va!(レッツゴー!)」
とかけ声をされるのだそうです。
さぁ、やろう!という感じでしょうか。
その声にのせられて、門下生は、
よし弾くぞ!という気持ちになる。
■どんなレッスンを…?
チッコリーニ先生のレッスンは、
こうしなさい、といった、
上からの指導は一切なく、
「どうすればいいか一緒に考えよう」
そんなアプローチだったそうです。
難解な問題も一緒に糸口を探り、
あたかも自分(生徒)が答えを見つけ、
解決したかのように誘導していく。
また門下生は、どのレッスンも聴講可能。
レッスンを受けている生徒と、
そこにいるみんなで、音楽を考える、
そんな素敵な空間だったそうです。
留学した当初は、堀江先生も
みんなの前で弾くのが恥ずかしかったそうですが、
時が経つにつれて、逆に聴講生がいないと、
「なんで誰も聴いていないの?」
と思うほどになったのだとか。
堀江先生はレッスンが楽し過ぎて、
いつも一番にレッスン室に来ていたそうです。
■私たちの力量
そんな堀江先生のお話をお聞きして、
ピアノや音楽のあり方はもちろん、
指導者としてのあり方、生徒との
向き合い方の大切さをあらためて感じました。
レッスンでは、いつでもだれよりも、
指導する私たちが楽しさ、喜び、幸せ、
そうしたものを感じていること。
一緒にその時間をとことん楽しむこと。
私たち自身が、誰より感じていなければ、
生徒が同じ気持ちになるはずがないですよね。
もしかして、その日のレッスンが、
乗り気でない生徒もいるかもしれない。
でも、彼らをどう乗せ、上げていくか。
そうした部分こそ、
私たち指導者の力量にかかっている。
■生徒と歩む者として…
堀江先生はおっしゃいます。
「常に謙虚であること、
芸術に対するリスペクトを持つこと。
近づいたかと思うと遠のいてしまう…
それが芸術作品であり、ちょっとでも
傲慢になると、何も見えなくなってしまう。
大切なのは、ピアノへの愛情。
ピアノを弾いているときが一番幸せ。
これ以上の友は無いと思っています」
音楽そしてピアノと一緒に歩む者として、
生徒と共に学んでいく者として、
大切なことを、あらためて感じた対談でした。
■堀江真理子先生との対談内容
ちなみに、2024年3月号の堀江真理子先生の対談内容をご紹介すると…
「堀江真理子先生が語る!各時代の作品を魅力的に弾ける子を育てるピアノ指導の秘訣」
【CD1】
●ピアニストの堀江真理子先生のご紹介
●メシアン先生が音楽院の学食にいたフランス留学時代
●堀江先生がピアノ教育で最も大切にされていることは?
●なるべく早く子どもに「ペダル」を教えるべき理由
●バッハのようなバロック作品はペダルを踏むべきか?
●真ん中の「ソステヌートペダル」は積極的に使え!
●最初にバロックを勉強すべきなのは「理由」がある!
●ピアノ指導者がバッハのフランス組曲を学ぶべき理由
【CD2】
●リズムは横ではなく「縦」に取ると流れていく!
●フランス音楽を指導するときに知っておくべきポイント
●ドビュッシーの「月の光」の指導での重要な点は?
●連弾では自分の音は聴こえなくていい!の意味とは?
●生徒の連弾パートを決めるときのポイントは?
●「バッハ語」を自然に理解するために必要なこと
●これからのピアノ指導者が学ぶべきことは?
●コンクールに加熱してしまう傾向に思われること
●堀江先生がこれから目指していらっしゃることは?
●堀江真理子先生にとっての「プロフェッショナル」とは?
…こんな感じで、どのお話も、
今日からのレッスンで活かせるものばかり。
毎日のレッスンを充実させるお話を、
たくさんお伝えいただきました。
■堀江真理子先生の対談からスタートできるチャンスは2/29まで!
さて、今回ご紹介の堀江真理子先生との対談。
2024年2月29日(木)までにご入会いただけますと、
初回2024年3月号として、堀江真理子先生との対談からスタートいただけます。
堀江先生ファンの方はもちろん、
充実したレッスンを目指すピアノの先生は必聴。
ぜひ、堀江真理子先生のお話で、
新しい学びをスタートしてください
ご入会後、お手元に届く教材に、ご期待ください。
■有料会員様限定動画も!
ちなみにご入会いただいた有料会員様には、
堀江真理子先生との「正会員様限定動画」も
特別に試聴いただけます。
「ピアノ講師ラボ」では毎月、
素晴らしい先生との対談の
補足動画を「限定」で公開しています。
今回の堀江先生の動画も、
音声とリンクしたお話ですので、
より学びを深めていただけるはずです。
3月1日公開を予定しておりますので、
現会員様、新規会員様は楽しみにお待ちください!
●チラッと見せます!
音色を変える秘訣!リズムは縦に取る!ラボ有料会員様限定動画より
★次回2024年3月号は堀江真理子先生がご登場!聴けるチャンスは2/29まで!画像をタップ
堀江真理子先生との対談のサンプル音声もこちらから↑
最後までお読みいただき、
本当にありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。
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