毎週土曜日の朝7:45に配信しているメルマガ「成功するピアノ教室」。
前号の配信後、たくさんの先生から嬉しいご感想のメールをいただきました。
せっかくですので、このブログでもシェアしてみたいと思います。
メルマガ「成功するピアノ教室」 vol.319 2014年8月16日の記事です。
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【メインコンテンツ】「そもそも」で考えると教室もうまくいく!
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私は現在、ピアノの先生を対象とした
コンサルティングをさせて頂いています。
※現在コンサルティングは「ピアノ講師ラボ」の
会員様限定でお受けしております
「何とか教室を立て直したい」
「何としても生徒を増やしたい」
「利益を上げたい」
様々なお悩みやご相談がありますが、
私がまず最初にお聴きするのは、
「そもそもどうして○○したいのですか?」
この「そもそも」はこれまでもメルマガでお伝え
してきたように、とても有効な問いかけです。
なぜなら「思考の本質に迫れる」からです。
■あなたはなぜ生徒を増やしたいのか?
先ほどのお悩みの中に、
「何としても生徒を増やしたい」
がありました。たとえばこうしたお悩みの先生に
生徒募集のノウハウをお伝えするのは比較的簡単です。
ただそれで生徒が増えても、結果的に成功しないことが多い。
なぜなら「本質まで辿り着けない場合が多いから」です。
たとえば、様々な募集法をお伝えして、
実践し、結果的に生徒がたくさん増えた。
けれども、そこからが問題です。
「生徒が増えた分、トラブルも増えた」
「増えた反面、辞めていく生徒も増えた」
「レッスンに追われ、心が休まらない」
そうした問題が出てくることがあるのです。
なぜこうしたことが起こるのか?
この答えはとてもシンプルです。
「生徒を増やすことだけを目的にしていたから」
先ほどのケースでは、生徒が増えれば教室が良くなり、
収入も増えて、精神的にもいい状態になれる。
おそらくそう考えたのでしょう。
けれども、結果的にはそうならなかった……
ここでポイントになるのが「そもそも」です。
■「そもそも」で考えると本質に迫れる
だからこそ、こうしたご相談をお受けしたとき、
私はこのようにご質問します。
「そもそもどうして生徒を増やしたいのですか?」
すると多くの場合、答えに詰まります。
丁寧に聴いていくと、
「このままでは教室の存続が危ういから」
「周りの先生に比べて体裁が悪いから」
「自分の教室だけで発表会をしたいから」
といった感じで答えが返ってきます。
そこでさらに「そもそも」で掘り下げます。
「そもそもなぜ教室を存続させたいのですか?」
「そもそもなぜ他の先生と比較するのですか?」
「そもそもなぜ発表会がしたいのですか?」
すると、いろいろと考えながらも、
ポツポツとその理由を語ってくださいます。
それにもさらに「そもそも~」で質問していく。
ここで掘り出したいのは、
「教室をそしてレッスンをしている理由(本質)」です。
「そもそも」で繰り返し丁寧に質問していくと、
教室立ち上げ時の純粋で熱い想いにたどり着き、
「私は、この気持ちを忘れていたんですね」
と涙ぐむ先生もいらっしゃいます。生徒からもらった
「宝もの」のような言葉を思い出すこともあります。
長い間やっていると見失いがちな「教室の方向性」を
一緒に見定めていく作業とも言えます。
冒険でいうと、羅針盤を定め、向かうべき島に
意識と進路を一致させるイメージでしょうか。
■本当に大切なものに気づくプロセス
すると「生徒を増やしたい」という
当初の目的は、実はそうではなく、
「社会貢献をしたい」
「自分のレッスンで子どもの笑顔を増やしたい」
「理解ある人と一緒に音楽を楽しみたい」
「音楽を通して人と接する喜びを感じたい」
ということだったりするわけです。
生徒が少ないことで体裁が悪いと感じていた、
周りの先生に、恥ずかしいと思っていた。
その考えが、そもそもズレていたわけです。
結局、相手が喜ぶことで自分も喜ぶ、
自分が喜ぶことで相手も喜ぶ。
音楽やピアノを通して、そうした仕事をしていく。
「そもそも」は、本当に自分が求めていること
にたどり着くプロセスと言えます。
もし何かに迷ったとき、うまく行かないときは、
ご自身にこの質問をしてみてください。
「そもそも私はなぜ○○をしたいのだろうか?」
きっと忘れかけていたものが見えてくるはずです。
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