おはようございます。
株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
今回ご紹介する教材は、
という書籍です。
音楽を志す若者にとって、
将来どうやって音楽で生きていくか。
これは、かなりの命題であり、
思い悩んでいる方も多いでしょう。
今回は、音楽家のためのキャリア設計
についての書籍のご紹介です。
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◆今日のチェックポイント◆
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本書の「はじめに」から引用すると、
「音楽家を志す人が音楽大学などの
専門的な学校での学びを経て、個人事業主、
いわゆるフリーランスの音楽家としての
道を選択する際に、どのように未来を描いたら
いいのか、どのような道を歩めばいいのかを
見出す方法をご紹介します」
とあります。
本書の著者は、株式会社エルパの
代表取締役の島貫歩美さん。
キャリアコンサルタントでもあり、
「一般社団法人 音楽家就業支援推進機構」
の代表理事でもいらっしゃいます。
本書では、
「月20万円以上を音楽活動で稼ぎ、
経済的に自立しているフリーランスの音楽家」
を「職業音楽家」と位置づけて、
職業音楽家として、どのようにすれば
経済的な自立ができるのか。
「24のワーク」を通して、
得意なことや強み、社会におけるニーズ、
自分の未来への願望を視覚化し、
音楽家としてのキャリア設計を行う、
そんな一冊となっています。
本書の内容を「CONTENTS」からご紹介してみましょう。
【CONTENTS】
■はじめに
■4つのステップ
■序章
フリーランス音楽家の実情を知ろう!
■第1章
自分を本当に知ろう!(STEP1)
■第2章
ニーズを把握して市場価値を捉えよう!(STEP2)
■第3章
成功のゴールを設定しよう!(STEP3)
■第4章
今日から取り組もう!(STEP4)
■第5章
職業音楽家5人のキャリア事例から学ぼう!
■巻末付録 ワーク一覧
■おわりに
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◆(2)音楽家としてのこれからのキャリアを見つめる一冊
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今回の書籍のテーマは音楽家のキャリア。
これから音楽家として生きていこう、
という若い方々にとっては、
まさに興味がある部分といえるでしょう。
特に、本書の肝となる「ワーク」は、
自己を深く見つめる作業につながり、
音楽家として生きていくうえでの
大きな土台となるでしょう。
私もこれまで、起業や法人設立などを通して、
いろいろとキャリアについて考えてきました。
本書にあるような、
●自分の強みと弱みを知る
●ニーズの把握、市場価値の選定
●ありたい姿、自分なりの成功の定義
●バランスホイールの作成
●人生のビジョンを描く
などのワークは、折に触れて取り組んで、
羅針盤のような役割にしてきました。
詳細はぜひ本書をご覧いただきたいのですが、
私が最も興味を持って読んだのは、
「第5章 職業音楽家5人のキャリア事例から学ぼう!」
でしょうか。
「平均年収と活動推移」では、
リアルな現場が浮き彫りになっていますし、
音楽家として活動する楽しさや、
厳しさも感じる生きた事例と感じました。
本書にある【ワーク3】にて、
「自分が大切にしていることが何かを知ろう」
という項目で、キーワードを3つ選ぶワークがあります。
現時点での私が選んだのは、
「誠実」「独自性」「感謝」でしょうか。
どんなことにも、どんな人にも誠実に、
感謝の気持ちをもって、
私にしかできないことに果敢に挑戦する。
私も、本書を通してあらためて、
これからのキャリアを見つめる時間をいただきました。
これから音楽家を目指す若い方はもちろん、
キャリアを積んでいきたいという
ピアノ指導者が読むのも有益でしょう。
ご興味がおありの先生は、
一度お手に取ってみてはいかがでしょうか。
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『 自分の強みを知って「職業音楽家」になる! 』 島貫歩美・著
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◆(3)編集後記
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短い作品だけれど、心に残るような素敵な曲…
毎週、そんな小さなピアノ曲を弾いてみています。
大政直人先生が作曲の「クリスマスの夜に」です。
楽譜はカワイ出版さまからの、
「こどもの発表会コンクール用ピアノ曲集 銀色のステラ」です。
本書の巻末の「作曲者から」によると、
今回の大政直人先生の「クリスマスの夜に」は、
クリスマスのワクワクした気持ち、賛美歌、
プレゼントが届いたときの喜びなどを
表わした作品とのこと。
大政先生の思いに、私なりの表現をプラスして、
こんな感じの演奏に。
発表会やクリスマス会などの生徒さんの選曲に
ぴったりの素敵なピアノ曲だと思います。
★気づけば、あっという間に52曲目
大政直人・作曲「クリスマスの夜に」
また、来月2025年3月号の「ピアノ講師ラボ」に
ご登場の大政直人先生との3本目の動画を公開。
大政先生は作曲家としてのご活動はもちろん、
コンサート企画や講演活動、コンクールの審査や、
ピアノ指導など、幅広くご活躍です。
今回の対談では、その大政先生に、
必ず上達させるピアノ指導の秘訣、
作曲家目線でのソルフェージュ指導、
子どもの感性を育てる考え方…
などなど、日々のピアノ指導に
直結するお話をいただくことができました。
動画の話題は、電子ピアノについて。
アコースティックピアノとの違いや、
どんな点が電子ピアノのメリットなのか…
こちらもぜひご覧ください。
★ピアノ講師ラボ動画対談vol.197
「アコースティックピアノとは比較しない!
電子ピアノの活用法」
それでは今日もお読みいただき、
本当にありがとうございました。
今日も素敵なレッスンを。
いつも本当にありがとうございます。
★次回2025年3月号は大政直人先生との対談!聴けるチャンスは2/28まで!画像をタップ
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