おはようございます。

株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今回ご紹介する教材は、

「チェルニー30番 ピアノ教則本 New Edition」

という教材です。

このメルマガをお読みの先生であれば、

おそらく通ってきたであろう教則本。

それが「チェルニー30番」ですね。

今回は「チェルニー30番」の復刊版のご紹介です。

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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の安川加壽子先生のお言葉から引用すると、

「この『技術の練習曲』すなわち
『チェルニー30番 ピアノ教則本』は、
ピアノ演奏の一番基本になるテクニック
の教則本です」

とあります。

巻頭の注釈にあるように本書は、

1967年に音楽之友社から刊行され、

第23刷まで版を重ねて絶版になっていた同書を、

安川加壽子先生の生誕100年を

記念して復刊したものです。

巻頭には、安川加壽子先生による

「各曲の注意と練習方法」

が記されており、

各曲が「何のため」の練習なのか、

練習するときの注意点や、練習方法など、

譜例とともに書かれていて、

とても参考になります。

＊収載曲は省略します

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◆（２）絶版となっていた教則本が安川加壽子先生の生誕100年で復刊

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「チェルニー30番練習曲」といえば、

もはや説明の必要もない教材でしょう。

私も子どもの頃、取り組んでいましたが、

進度が遅かったこともあり、

何年もかけてようやく全曲を終えた…

という感じでした。

余談ですが、私と兄妹で使っていたので、

最後のほうはボロボロになっていましたね。

そこで本書。

お伝えしたように、1967年に刊行、

第23刷まで版を重ねるも絶版だった同書を、

安川加壽子先生の生誕100年を

記念して復刊したものです。

30番の曲については、ご存じと思いますので

あえて取り上げませんが、

特筆すべきは、やはり安川加壽子先生よる、

注意点や練習方法でしょう。

リズム変奏の練習や、アクセントを付けた練習

弱い指の音の粒をそろえる練習や、

複付点、スタッカートでの練習などなど…

チェルニー30番の練習曲を攻略するための

こまかな練習方法やアドバイスが記されています。

私も、この楽譜であらためて弾いてみましたが、

音符のたまが大き目でみやすく、

大譜表の間のスペースも割とあるので、

生徒への注意点の書き込みなどしやすい印象。

楽譜の作りもしっかりしているので、

ハードな練習や使用にも耐えられるでしょう。

「チェルニー30番」の楽譜は、

各社からいろんな版が出ていますが、

今回の「安川加壽子先生・編」も、

選択肢に入れてもいいでしょうね。

ご興味がおありでしたら、

お手に取ってみてはいかがでしょうか。

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『 チェルニー30番 ピアノ教則本 New Edition 』安川加壽子・編

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◆（３）編集後記

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短い作品だけれど、心に残るような素敵な曲…

毎週、そんな小さなピアノ曲を弾いてみています。

今回は、マクダウェルの「王子様の扉の前で」です。

楽譜は学研さまからの、

「ピアノの先生のための 発表会小品集」です。

原曲のタイトルは、

「Sung outside the Prince’s door」

巻末にもありますが、直訳すると、

「王子様の扉の外で歌われた」となりますね。

今回の「王子様の扉の前で」は、懐かしい感じや

温かい雰囲気を大切に弾いてみました。

発表会の講師演奏には渋いかもしれませんが、

自宅で自分のためにしんみり弾くのにはいいですね。

★気づけば、あっという間に55曲目
マクダウェル「王子様の扉の前で」

さて、来月4月号の「ピアノ講師ラボ」にご登場は、

ピアニストの西本夏生（にしもと なつき）先生です。

西本夏生先生は、演奏活動はもちろん、

ピアノ指導、全国でのご講演、コンクール審査

ご執筆など幅広くご活躍です。

★西本夏生先生のインスタグラム

今回のラボ対談では、その西本夏生先生に、

レッスンが大好きな子に育てるピアノ指導の秘訣、

表現力を育むコツ、テクニック指導、

スペインの作曲家についてなど…

毎日のピアノ指導に直結する、

貴重なお話をいただくことができました。

さてYouTubeチャンネルでは、

その西本夏生先生との初回の動画を公開！

情熱の国スペインの音楽の魅力を

「3分」で語るとすると…？

みなさんご存じの作曲家も続々と

出てきますのでぜひご覧ください。

★ピアノ講師ラボ動画対談vol.202
「ピアニストの西本夏生先生が語る！スペイン音楽の魅力とは？」

それでは今日もお読みいただき、

本当にありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

いつも本当にありがとうございます。

★次回2025年4月号は西本夏生先生との対談！聴けるチャンスは3/31まで！画像をタップ

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