今年も実施した「ピアノ教室運営と生徒募集に関するアンケート2014」
おかげさまで、714名のピアノの先生にご協力いただきました。
アンケートの結果は毎週土曜日配信のメルマガ「成功するピアノ教室」
にて皆様にシェアしていく予定です。
「効果のあった生徒募集法」のなかに…
さて、今回のアンケートの設問に、
「これまで効果のあった生徒募集法は何ですか?」
を取り上げ、いくつか選択肢をご用意しました。
その中で、選択肢に当てはまらない「その他」をご用意
したのですが、ここにあった興味深いご回答が、
「電話帳」
毎年知らない間に家に届いている分厚いあれですね。
私自身は、電話を調べるときにはほぼネット検索。
なのでこの電話帳はほとんど使いません。
ただ、電話帳広告がピアノ教室の生徒募集に効果的、
という先生が複数名いらっしゃったのです。
そこで、自宅にあるはずの電話帳をゴソゴソと
探してみると、ありました。
分厚い黄色い電話帳ですね。行政の情報もあり、
職業別に調べられるようになっています。
せっかくなので、じっくり中身を見てみることに……
「ピアノ教室」というカテゴリも
巻頭には自分の区の行政情報や届出について、
地域の避難所や防災マニュアルなども。
こうした情報が載っているとは知らなかったので、
結構使えるのではと感じました。
また、かなりの職業やサービスを網羅しているので、
確かに何かを調べるときには良さそうです。
実際「ピアノ教室」を探してみると、
「カルチャー教室(習い事関連)」
というカテゴリの中に「音楽教室」があって、
さらにその中に「ピアノ教室」もあります。
数はそれほど多くありませんでしたが、
個人教室や楽器店なども掲載されています。
パッと見でメリットを探してみると…
私は何でも「いい面」を見るクセがついているので(笑)
実際に電話帳をみて、広告主としての
メリットかなと思うところを挙げてみると…
○住所が明記されていて近くの教室を探すのに良さそう
○電話番号もあり最寄りだとわかればすぐにかけられる
○教室名もあるので「ネット検索」して詳細もわかる
○文字が大きく掲載されている広告?はやはり目立つ
といった感じでしょうか。
ピアノ教室のような地域密着型の場合、
多くの人が求めるのが「家からの近さ」。
この電話帳では住所が明記されているので、
自分の家からどのくらいかが大体わかります。
「この教室は家から近い。問い合わせてみよう」
と電話をかける人もいるかもしれませんね。
こうして見ると、人口の多い都内の一つの区でも
ピアノ教室の掲載数はそれほど多くありません。
掲載することで目立つ可能性はあるかもしれません。
また、お年寄りなどネットを利用しない人は、
こうした紙媒体が頼りの人も少なくないでしょう。
シニア層の方がピアノ教室を探すときには、
パラパラめくっているかもしれません。
広告にもいろいろな種類があることが
ちょっと気になったので、サイトで広告の種類も
調べてみると、多様な広告があることが判明。
営業内容やサービス内容を掲載できる「コメント広告」
掲載名と電話番号を大きくする「ボールド広告」
ホームページのURLを掲載できる「URL・E-mail広告」
などいろいろとあります。
電話帳の利用者数にもよりますが、使い方や
目的によっては効果があるかもしれません。
ただ、広告料に関しては「お問い合わせください」
になっていて分かりませんでした。
それからある程度の審査もあるようですね。
そもそも見ない人にはリーチできない?
ただ、やはり私のように普段電話帳を
見ない人にはリーチできる可能性は低いでしょう。
実際、私もじっくり見たのは、
5年ぶりくらいかもしれません(笑)
電話帳は使わないから配達なしの手配をしている、
という方も少なくないでしょう。
ピアノ教室を探す人がどれだけ電話帳を
見ているかはちょっと分かりませんが…
掲載している教室が少ないのは、リーチが見込めない
とする教室が多いからかもしれません。
また、掲載料がどのくらいなのかはわかりませんが、
費用対効果はやってみないと分かりません。
お二人の先生から実践情報をいただきました!
その後、メルマガにて呼びかけてみたところ、
お二人の先生から追加情報をいただきました。
貴重な情報ですので、ご紹介いたしましょう。
M先生の実践情報
こちらのM先生は、記憶にないほど前から、
「電話帳広告」を掲載されている先生。
「3cm×9cm」の黒一色とweb版との抱き合わせで
10,000円(税別)を毎月お支払されているそうです。
(地域によって金額は異なるかもしれないとのこと)
この広告は、年契約で年1回見直す機会があるそうです。
やめようかと思ったときもあったようですが、
電話帳からの問い合わせがあるため続けている。
年間12万円の費用対効果については、電話帳から
2人入会して1年継続すればペイするとのこと。
広告を続けていらっしゃる理由として、
○シニア層に強い
○お母さん世代でも体験レッスンの申込みあり
○ネットで見る前に電話帳を見る傾向あり
メリットとしては、
○断らない限りどの家庭にも配布される、1年は捨てられない
○NTTの過去からの信用力
○ホームページへの誘導
を挙げていらっしゃいます。ただ、電話帳広告での利益は
あまり期待していないとのこと。
「元気でやってます」という告知と割り切って、
これまで続けていらっしゃるそうです。
【藤の見解】
「シニア層に強い」というのは、
やはり実感としてお持ちのようです。
また多くはないけれど、コンスタントに電話帳経由で
お問い合わせがあるのは効果あり、と言えるでしょう。
ここで大切なのは、お問い合わせ時に、
「何でご覧になりましたか?」と尋ねることですね。
広告の選択や経費の投入に大いに役立ちます。
H先生の実践情報
H先生の記憶では、載せるだけなら手続きのみで
無料だった、ただし広告の担当者が打ち合わせに来たそうです。
※現在は有料かもしれないとのこと
文字を太くしたり、HPのアドレスを載せたりすると
広告料が発生するそうです。
現在お支払の広告料は「2行で月々1188円」。
枠付きやカラーは、もっと高くなるようです。
過去に、効果が実感できないので辞めると言ったら、
割引料金を提示、続けるようにお願いされたそうです。
メリットとしては、
○電話帳をよく使うシニアの方には有効かも
○ネットで教室名で検索すると様々な口コミサイトがヒット
ネットで検索での問い合わせの方で、ブログでもHPでも
ない方がいらっしゃったそうです。
おそらくこれが、口コミサイトにヒットしての
お問い合わせと考えられるということです。
デメリットとしては、
○即効性はない
○怪しい電話がくる
○勧誘電話がくる
また、H先生は教室の情報を公開することでの、
生徒さんへのリスクも考えていらっしゃいます。
そこで、教室のお迎えは必ず保護者の方に
お願いしているということです。
【藤の見解】
やはりシニア層には有効であろう、ということは
H先生も感じていらっしゃるようです。
ただ、今は50~60代でも普通にネットを利用する時代。
10年後のシニア層にも有効か?というと、
その辺りは検討が必要でしょうね。
まとめとして…
「電話帳広告はすごい効果!」というお声はなかったものの、
ある程度の問い合わせにはつながっているようです。
ただ、全く効果がないという先生も
おそらくいらっしゃるでしょう。
やってみて…のレベルになるかと思いますが、
検討の余地はありそうです。
参考にしていただけましたら幸いです。
貴重な情報をいただいたN先生、H先生、
この度は本当にありがとうございました!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★アンケートの集計結果はこちらでシェア!
全国2900名のピアノの先生が購読する無料メルマガ
「成功するピアノ教室」ご登録はこちら
↑配信解除もいつでもすぐにできます
書き下ろし「手帳で夢をかなえる方法(PDF)」プレゼント中↓
★「レッスン手帳発売記念 2大特典キャンペーン」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━