ピアノが一台あれば楽しめてしまう連弾。
何かいい曲集はないかとお探しの先生も多いでしょう。
本日配信の教本メルマガから連弾楽譜のご紹介です。
★「1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン」vol.339(2015年1月21日配信)より
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今日ご紹介する教材は、
です。
これまでもこのメルマガにて連弾の作品を
何度か取り上げてきました。
連弾教材は、発表会や演奏会などピアノの先生にも
ニーズがあるもののひとつ。
今回はさまざまなジャンルの音楽が楽しめる
連弾曲集のご紹介です。
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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の「連弾力を磨き、音楽力をアップする」
から引用すると、
「各曲にはそれぞれ個別のテーマが与えられていて、連弾の
両パートはそれらを対等に共有し、協調しながら音楽を作っ
ていくことができます(中略)ジャンルを超え、連弾を通し
て音楽表現のヒントを教えてくれるこれらの曲達はまた、演
奏する側にも聴く側にも楽しく美しく響くようにという思い
を込めて作られています」
とあります。
収められている曲は全部で12曲。
巻頭には「ふたりでどれ弾くマップ」という、
曲目解説がイラストと共に掲載されています。
また、各曲は「はねる!」「Syncopation!」といった
テーマをもとに作曲されています。
(曲のタイトルにテーマも記載されています)
掲載されている曲目をご紹介すると、
1・A Snowy Day
2・The Waltzing Pot
3・春を呼ぶ声
4・An Old Tale
5・Valse Lyrique
6・ゆかいな散歩
7・Turn On The Music
8・Let It Swing
9・Plink-Plunk Polka
10・つかの間の行進曲
11・Klaviaturplattler
12・かっこうのラグ~ちょっとカリブに行ってきます~
ちなみに本書は「ピアノの本」(SCRコミュニケーションズ)の
連載に掲載された楽曲から抜粋して収録した、とあります。
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◆(2)さまざまなスタイルの曲で連弾の楽しさが味わえる一冊
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連弾はソロでは味わえない「合わせる楽しさ」があります。
もちろんそこには「合わせる難しさ」も共存しますが、
それを超えたところに連弾の醍醐味があると感じます。
私も、過去に演奏会でシューベルトの「幻想曲 ヘ短調」を
演奏したことがあります。
その深淵かつ力強く、優美な世界に一歩でも近づこうと
努力した日々が懐かしくも貴重だったと振り返ります。
今回の「ふたりでピアノを」は、クラシックから
ジャズまで幅広いエッセンスが詰め込まれた曲集。
私も実際に弾いてみましたが、個人的に
素敵だなと思った作品を挙げてみると、
○Valse Lyrique…メランコリックで美しい曲
○Turn On The Music…ウキウキするようなswing
○Let It Swing…雨上がりの清々しい空気のような曲
○Plink-Plunk Polka…アンコールで弾いたら良さそう
○かっこうのラグ…随所にかっこう出現で面白い
各曲のレベルとしては中級くらい、
といったところでしょうか。
譜面的に難易度はそれほどでもなくても、
難しいのは「ノリ」を二人で共有することでしょう。
その部分も勘案すると、中~上級と言っても
良いかもしれません。
ちなみに、YouTubeで作曲者の布施先生による
参考演奏が全曲聴けるようになっています。
オリジナルのピアノ版だけでなく、オーケストラ編曲版も
試聴できて、イメージを湧かせるのには良さそうです。
発表会はもちろん、ミニコンサートやアンコールピース
としても楽しめそうな連弾曲集。
ご興味のある先生は、実際に楽譜を手に取って
みてはいかがでしょうか。
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