ピアノ教室でも、子どもの歌をレッスンで
歌っている先生も多いでしょうね。
今回は子どもの歌のピアノ伴奏譜のご紹介です。
★「1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン」vol.353(2015年4月29日配信)より
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『 年齢別12か月 こどものうた154 』 矢田部 宏・編曲
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今日ご紹介するのは、
という教材です。
今回は、厳密にはピアノ指導者向けの教材ではなく、
「保育者向け」の伴奏譜になります。
ただ、ピアノ教室においても小さな生徒さんと、
歌を歌ってレッスンする先生も少なくないでしょう。
そんなレッスンに活用できそうな楽譜のご紹介です。
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◆今日のチェックポイント◆
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巻頭の「はじめに」から引用すると、
「本書は、保育に欠かせない環境として重要な役割を果たす
『うた』を、より音楽性の高い、しかも弾きやすく、うたい
やすいピアノ伴奏譜として一冊にまとめ、子どもたちが心身
ともに健やかに成長する一助となるよう願って出版されました」
とあります。
また、巻頭の「この本の最大の特徴」から引用すると、
○カンタンに弾ける
○ゴージャスに聴こえる
ことを目指したピアノ伴奏譜、とあります。
「その他の特徴」としては、
○指番号がついている
○初心者のために「ドレミ」の表記がある
○コードネームがついている
○3~5歳までの3年齢分、4月~3月の12か月分の歌を収録
○現役保育者へのアンケートでの上位曲
○歌いやすい音域
○おしゃれな前奏がついている
○発表会や行事で使える音楽性の高い伴奏譜
○保育に活かせるコメントつき
といったことを挙げています。
さらに「使いやすさへの配慮」ということで
○定番のうた
○毎日のうた
○行事や遊びのうた
○いつでものうた
○ふれあいあそびうた
○人気ソング
といった内容で保育の現場で使える歌(伴奏)を、
「全154曲」掲載しています。
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◆(2)子どもが大好きな歌が満載のピアノ伴奏譜
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冒頭でもお伝えしましたが、ピアノのレッスンの現場でも、
子どもの歌を活用されている先生もいらっしゃるでしょう。
ピアノや音楽の基礎は「歌うこと」。
幼児期のレッスンから、歌うことを大切にすることで、
結果的に「ピアノで歌う」基礎となりうる。
ソルフェージュとしても、保育で歌われる歌を
活用している先生もいらっしゃるかもしれません。
表紙にもあるように、このピアノ伴奏譜を編曲された先生は、
「童謡コンクール最優秀賞受賞作曲家」
である方で、数々の賞を受賞されている作曲家の先生。
それだけに、本書での選曲や編曲に関しても、
より現場で使えるものという印象です。
私も要所の曲はすべて弾いてみましたが、
いろいろと使える曲がたくさんありました。
「こいのぼり」や「おはながわらった」などの
定番の子どもの歌から、手遊び歌。その他にも、
○さよならぼくたちのほいくえん(ようちえん)
○アルゴリズムたいそう
○せかいがひとつになるまで
○ゆめをかなえてドラえもん
といった曲も収められています。
(タイトルの表記は本書掲載のまま)
こうした子どもたちに人気の曲は、実際に生徒から、
「発表会で弾きたい」というリクエストがありました。
そういう意味でも、いろいろと使えそうですね。
手遊び歌に関しては、遊びかたのイラストが
掲載されている曲もあります。
(「てをたたきましょう」「エビカニクス」など)
表紙に「ゴージャス」という言葉もありますが、
これに関しては感じ方は人それぞれ。
あくまで保育者向けの伴奏譜、ということで、
理解しておく必要はあるのではと思います。
この点、全曲にコードネームが付いているので、
ピアノの先生なら豪華なアレンジが可能でしょう。
教室に一冊あっても良さそうな子どもの歌の伴奏譜。
一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
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『 年齢別12か月 こどものうた154 』 矢田部 宏・編曲
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