私はこれまで2000人を超えるピアノの先生との
出会いをいただいてきました。
どの先生も素晴らしい方ばかりですが、
特に感銘を受けた出会いが数多くあります。
そして、そこから学んだことは数知れません。
自分への戒めと、少なからずの憧れを込めて、
このシリーズでは「気づき」を記していきます。
・・・
●ピアノ指導者→学ぶ人間
一流のピアノ指導者が大切にすること。
それは「学びにお金をかけること」です。
とにかく学ぶことには貪欲です。
それが、この仕事で生きていくために、
何をおいても重要だと心得ているからです。
そして自分を高めるためであれば、
お金がなくても何とか捻出して学びます。
●利回りのいい投資先→自分
最近は投資の話題も多く上がります。
ただ金融商品よりも興味を持つべきは、
「自分への投資」です。
一流のピアノ指導者のマインドは、
「まだまだ自分は伸びていける」
この思考があるからこそ、
積極的に自分にお金をかける。
書籍や教材研究、勉強会やセミナー、
自分のレッスンや、人と会うこと…
●自己投資にもリスクがある…?
もちろん自己投資にも、
多少のリスクはあります。
投資した分の元を取るためには、
「実践すること」
が必要最低条件になるからです。
たとえば、指導法セミナーを受けても、
現場で実践しない限りリターンはゼロです。
いい話を聴いた!毎日やろう!と思っても
習慣化できなければ、やはり価値はゼロ。
「実践なしでは投資回収できない」
というリスクが必ず存在するのです。
●本当の学び→お金をかけること
たとえば全く同じ本でも、図書館で借りた本と、
お金を出して買った本では価値が変わります。
同じように読んでいるつもりでも、
実は吸収するものは全く違っています。
それは「本を閉じた後」に明確です。
本は、読んで終わり、ではそれまで。
「実践」してはじめて価値が生まれます。
本を閉じた後に、すぐに立ち上がれるかどうか。
それとも、いい本読んだで終わるか。
30分後のレッスンで実践してみるかどうか。
いつかやってみようで終わらせるか。
この明暗を分けるのが「意識の高さ」であり、
それは身銭を切ることで生まれるのです。
●自己投資のリスクを最小限にする方法…
ここに、学びを深めるポイントがあります。
「何もしない」=「投資の元が取れない」
であれば、
「何もしないリスク」を最小限に抑える。
「何かやってみよう」というモチベーションにつなげる。
そのためのほとんど唯一の方法が、
「学びにお金をかける」
ということなのです。
●お金がないから自己投資できないではなく…
自己投資はお金の有無とはあまり関係がありません。
お金があるから自分に投資できるのではなく、
自分に投資しようと思うからお金ができる。
生徒が集まったら自分に投資しようではなく、
自分に投資するから生徒が集まる。
一流のピアノ指導者といわれる先生が、
苦労した経験が多いのはそういうことでしょう。
学ぶことにはお金がかかる。
むしろお金がかからないものは
学びではない。
たとえ無駄なお金だったとしても、
それすら「学び」に変えてしまう。
自腹を切ることがいかに学びを深めるか。
このことを知っているからこそ、
一流のピアノ指導者なのかもしれません。
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