株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

さて、毎年実施して5回目となった、

「ピアノ教室運営と生徒募集に関するアンケート2014」

お伝えしておりますように、過去最高の「714名」
回答数をいただき終了いたしました。

皆様の教室運営にお役立て頂きたく、弊社メルマガ「成功するピアノ教室」
にてアンケートの結果をシェアしております。

最近では「大人のレッスンや生徒募集」を取り上げてみています。

■大人のレッスンでのポイントは?

アンケートでは、

問13「大人の生徒募集、大人のレッスンのポイント、
継続させるコツなどあれば教えてください」

という質問を用意してみました。

本当に様々なご回答があり、集計も大変でしたが、
結果をお伝えする前に抑えておきたいことがあります。

それは「大人の生徒さんの大前提」の部分。

多くの先生が感じていらっしゃることなので、
大多数のご意見ということでお伝えすると…

●大人の生徒さんは忙しい
●練習できないのは仕方がない

基本的に、大人の方は忙しい方が多いです。
お仕事や家事、他の習い事や親の介護…

ピアノが生活のメイン、と据え置いている人は
おそらくかなり少ないでしょう。

我々が想像するよりも、もっと大切なことを
たくさん抱えていらっしゃるのが大人の方。

「心のよりどころ」といった位置づけで
ピアノを習っている方が多いということ。

私たち指導者は「ピアノ中心」で生きていますから、
他の人もそうあって欲しい、と願う気持ちがあります。

けれども、必ずしもそうでないということ、
練習できないのは仕方ないと認識すること。

この大前提は、心のどこかに置いておく
必要がありそうです。

なぜなら、ここにすれ違いが起こると、

○生徒さんのニーズとのすれ違いが起こる
○生徒さんが負担に感じる可能性が増える

こういったことが考えられるからです。

もちろん、練習することは何より大切です。
上達の大前提であることは間違いありません。

けれども大人の方の事情を考えれば、

「練習をしない=悪いこと」

とは考えずに、練習できないことを
まず前提にして、そこから

「ではどうすれば楽しんでもらえるか?」

という思考にシフトして、たくさんの引き出し
から生徒さんが満足するレッスンを構築する。

こうしたことはポイントかと思います。

■通いやすいレッスン制を設ける

さてアンケートの結果ですが、今号では
最も多かったご意見をご紹介。それは、

「レッスンに通いやすくする」

ということでした。多くの先生が実践されて
いることをご紹介すると、

●チケット制
●ワンレッスン制
●フリーレッスン制
●フリータイム制

共通するのは、大人の生徒さんが「来たい」
あるいは「来れる」時間に来てもらうこと

毎週決まった曜日や時間にするのではなく、
毎回時間を相談して柔軟に受け入れる。

たとえば整体などのイメージでしょうか。

フリータイムにして好きな時間に
予約して来ていただく。

もちろん、教室側にレッスン枠の余裕が
ある必要はあるでしょう。

■ある先生の工夫とは?

ある先生は、5回分のチケットを「先に購入」
して頂きレッスンに行く動機づけとする。

そのチケットを「3か月間有効」とすることで、
使わなければもったいない!と思わせる。

5回終了したら音楽関連のグッズやお菓子など、
お楽しみプレゼントを用意する。

こうした工夫をされている先生もいらっしゃいますね。

また「補講」「時間変更」「休会」などは
臨機応変に対応している先生も多いです。

このあたりは、それぞれの先生の考え方ですが、
忙しい大人の方は、純粋に嬉しいサービスでしょう。

■次号も「大人のレッスン」について!

どんどん長くなりそうなのでここまでに…

次号のメルマガも「大人のレッスン」の
工夫について取り上げてみます。

大人の生徒募集や継続させるコツなども
ご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!

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