株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
さて、毎年実施して5回目となった、
「ピアノ教室運営と生徒募集に関するアンケート2014」
お伝えしておりますように、過去最高の「714名」の
回答数をいただき終了いたしました。
皆様の教室運営にお役立て頂きたく、弊社メルマガ「成功するピアノ教室」
にてアンケートの結果をシェアしております。
最近では「大人のレッスンや生徒募集」を取り上げてみています。
■大人の生徒さんに感じる「音楽への愛情」
私は、教室に通う大人の生徒さんを見て、
いつも思うことがあります。
「この方は、本当に純粋にピアノが好きなのだな」
お仕事をされながら、そしてご家庭もありながら、
毎週同じ時間に遅れもせず教室にいらっしゃる。
こちらの言うことを熱心に聴き、
何とか上達しようと努力される。
その背後にあるものはおそらく、
「ピアノ(あるいは音楽)への愛情」
ではないかと思います。
以前、シニアの合唱団の伴奏をしていました。
楽譜も読めないような方々が、何とか
ついていこうと指揮者に食らいつく。
美しいハーモニーを作ろうと切磋琢磨する。
音楽が形になったときの嬉しそうな表情。
そうした皆さんのお姿に、
「音楽との向き合い方」
をあらためて感じるとともに、少なからず、
「尊敬」の念も湧いてきました。
■毎週教室に来ることだけでも尊いこと
そもそもピアノ教室に通う大人の方は、
やはり真面目な方が多いでしょう。
尊いと思うのは、ピアノ教室に通う理由が、
純粋に「自分のため」であること。
もちろん、プロの演奏家や保育士を
目指す人もいらっしゃるでしょう。
でもほとんどが、趣味でピアノが好きだから、
自分で音楽を奏でられたら素敵だから…
そういう人ばかりだと思います。
私はそうした姿を拝見するたびに、
「音楽の本質」を感じ、
今ここに来てくださっていることに、
尊敬と感謝の気持ちでいっぱいになります。
■尊敬することと褒めること
「プライド」という言葉がありますが、
これを傷つけられたと感じるときは、
「相手に自分を低く扱われた」
というのがほとんどでしょう。
いわゆる「上から」という感じでしょうか。
そのときの相手に足りなかったものは、
「尊敬」「おもいやり」「親身」「真心」
そういったものと言えるかもしれません。
大人のレッスンのポイントとして、アンケートで
多くの先生が挙げているのが、まさに上記のキーワード。
「大人になってもピアノを学ぼうとする
姿勢を尊敬し、指導しています」
「大人の方にはいつも敬意をもって、
共に学ぶ気持ちでレッスンをしています」
このご回答には本当に心から共感しました。
こうした指導者側の意識や姿勢は、生徒さんへの
言葉かけや表情、態度に表れるでしょう。
大人の生徒さんは、そうした指導者の
「心」の部分を敏感にキャッチしています。
そこに安心感や居心地のよさを感じたときに、
続けて通ってくださるのでしょう。
■やっぱり人は褒められれば嬉しい
褒めること、良いところを伝えること、
これらを重視している先生も多いです。
人は認められることによって自信がつきます。
子どもも「よくできたね!」「すごいね!」と
言ってもらえることが「喜び→自信」に変わる。
「あなた全然ダメね!」「ちゃんとやったの!?」
などと言われて「よし私はできる!」と
自信が湧いてくる人は、あまりいないでしょう(笑)
褒める重要性、認める重要性は、
大人でも同じだと思っています。
もちろんそこには、相手によって臨機応変に、
言葉の選び方、ニュアンス、タイミング…
そうしたものを考える必要はあります。
■4つの「心」があるかどうか
ただこれは、大人の生徒さんへの「心」が
あればさほど難しいことではないでしょう。
「尊敬」「おもいやり」「親身」「真心」
先ほど挙げた、この4つの「心」です。
アンケートのご回答でも先生方は、
「一つでも出来た事は見落とさずに
褒める事を忘れないようにと心がけています」
「いい所を見つけ出し、そこを褒めて
引っ張っていくと、長く通って頂けます」
といったことを挙げていらっしゃいます。
この記事の締めとして、ご回答にあった、
子どもも大人のレッスンでも共通するポイントを。
「小さな上達を見逃さず、大きく褒める」
■次回も「大人のレッスン」について!
どんどん長くなりそうなのでここまでに…
次号のメルマガも「大人のレッスン」の
工夫について取り上げてみます。
大人の生徒募集や継続させるコツなども
ご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!
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