株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

毎週土曜日の朝に無料で配信している、
弊社のメルマガ「成功するピアノ教室」

おかげさまで、たくさんの先生に
お読みいただいております。

ときおり、このブログでも過去の
メルマガの記事をアップしています。

今日もその一つをお届けしてみます。

ピアノ教室の「退会」「退室」を防ぐお話です。

【メインコンテンツ】
生徒の退会を防ぐ「メール」と「思い」の法則

「退会を防ぐポイント」として先生方が
最も重視する「保護者とのコミュニケーション」

日々のレッスンでの何気ない会話を始め、
どれだけ「接点」を持てるか。

この点は、どの先生も留意されています。

たとえば1年間、何も接点のない人と、
毎週メールのやり取りをしている人。

どちらが踏み込んだお話ができるか?
といえばおそらく後者でしょう。

新刊「ピアノ教室の法則術」にも書きましたが、
接触頻度が高い人には、親しみを感じるもの。
(拙著p.32の「ザイオンス効果」)

だからこそ、なるべく接触する頻度を
上げるように心がける。

その素地があってこそ、例えばピアノを続ける
意義など「踏み込んだ話」もできるわけです。

接する機会の多い先生だけに、保護者の
話の聴き方、納得度も変わるでしょう。

■でも最近の保護者の方は忙しい!

ただ、最近のお母様(お父様)はお忙しく、
なかなか会える機会も少ないのが現状。

そこで先生方が活用されているのが、

「メール」

です。

メールであれば、電話ほど時間帯を気にせず、
しかも携帯メールであれば開封率も高い。

先生方がポイントとされているのが、
「マメに」のようですね。

これが接触頻度を上げる、ということでしょう。

■送られて嬉しいことを送る

ただ、マメにメールされても気分を害さない
ような相手への配慮も大切です。

そこで先生方が実践されているのが、

○レッスンの進捗状況
○お子さんの成長ぶりや進歩
○レッスンで良かったこと
○病気などで休んだ後のお見舞い

こんなときは、すかさずメールをする。
ポイントは保護者が「嬉しい」ことでしょう。

「この先生は子どもをきちんと見ている」
「先生のレッスンには思いやりを感じる」

そうした「気持ち」が伝わったときに、
良好なコミュニケーションが生まれます。

「レッスンの画像をLINEで送ると喜ばれます」

なかには、こんな先生もいらっしゃいますね。

■教育方針を保護者に浸透させる

退会防止でポイントかと思うのは、

「保護者に思いを浸透させること」

ではないかと思います。

ピアノという習い事は、今日始めて1年後に
すぐ弾けるようになるものではありません。

「長い時間をかけて積み上げていくもの」

であり、その中で集中力や努力することを
養っていく、貴重な体験でもあるわけです。

そうした部分を「相手は分かっている」とは
思わずに、こちらからきちんと丁寧に伝えていく。

ピアノ教育への思いも含めて、保護者に伝え、
教えていくことはプロとしての責務でしょう。

たとえばアンケートのご回答では、

「ピアノが弾ける弾けないではなく、
息の長い音楽体験をすることが重要です」

「誰でも必ず壁にぶつかります。対処法はたくさん
あるのでやめたくなる前にぜひご相談ください。」

「お子様はピアノを通して集中力や
努力することを学んでいるのです」

このように伝えることで、安易な退会を抑え、
長く通うことの重要性を伝えている
ようです。

何でも「即効性」や「効率」ばかりを求めがちな
現代だからこそ、大切にしたいこともあるはず。

指導方針を含め、ピアノという習い事の
「本質」の部分
を伝えていくのは大切ですね。

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