sakkyokushoujo

いつもお読みいただき、
本当にありがとうございます。

株式会社リーラムジカ代表取締役の藤 拓弘です。

今日ご紹介するのは、

「作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話」

という書籍です。

このメルマガをお読みの方のなかには、
作曲に興味がある人もいるかもしれません。

世の中には、たくさんの作曲本がありますが、
本書は「作曲入門ライトノベル」

ストーリーを読みながら、どんなふうに
作曲をしていくのかを考えていく書籍です。

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◆今日のチェックポイント◆
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「あとがき」から引用すると、

「音楽理論書というのは、間違ったことを言わないように、
必要以上に難しそうに書かなきゃいけないという部分もあ
ります。それに(中略)プロの音楽家が初心者向けに本を
書くというのは、実はかなり難しいことでもあります(中略)
そこにどうにか新しい切り口を提案することはできないか、
という願いから、この本『作曲少女プロジェクト』は始まり
ました」

とあります。

何といっても、この書籍の特徴といえば、
作者もあとがきで述べているように、

「感情移入しやすい小説型の理論書」

という点でしょう。

作曲の素人である、高校2年生の「山波いろは」が、
クラスメイトの「黒白珠美」に作曲を教えてもらう。

黒白珠美、通称「珠ちゃん」は、すでに
現役で活躍しているプロの作曲家。

主人公のいろはの明るいキャラクターとは反対に、
エキセントリックな近寄りがたい雰囲気がある。

終業式の日、いろはは思い切って珠ちゃんに
作曲の仕方を教えて欲しいとお願いする。

了承した珠ちゃんは作曲を教え始める。
ただし「理論書」は一切使わずに…

まったくの初心者の女子高校生が、14日間で
曲が作れるようになるまでを描いたライトノベルです。

(本書でいう曲はいわゆる「歌もの」です)

内容を「目次」からご紹介してみましょう。

【1日目】珠ちゃんと私
【2日目】それでも気になる理論の話
【3日目】音楽と映画は結構似てるっていう話
【4日目】耳コピの話
【5日目】越えられない壁の話
【6日目】続く人と、続かない人の話・前編
     続く人と、続かない人の話・後編
【7日目】最初の壁を越える話
【8日目】耳コピ最大の難関の話
【9日目】キーの話
【10日目】メロディラインと構成の話
【11日目】“珠ちゃんビックリ大作戦”の話
【12日目】テクスチャーの話
【13日目】作曲合宿の話・前編
【14日目】作曲合宿の話・後編
エピローグ

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◆(2)女子高生が14日間で一曲作るまでを描いたライトノベル

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このメルマガをお読みの方は、きっと
ピアノを教えている先生がほとんどでしょう。

私もピアノを教えていますが「作曲ができるか?」
と言われれば、自信を持って「ハイ」とは言えません。

もちろん、クオリティを考慮しなければ、
何となくのものは作れるかと思います。

自信が持てないのは、作曲法を勉強した「経験」が
ほとんどないことに起因するように感じます。

しかも、クラシックを専門に学んできた自分にとっては、
作曲理論や作曲法は難解なイメージが強い…

音楽を多少勉強してきた身としても、
そんなふうに感じるのが正直なところです。

(初心者の方であればもっとそうでしょう)

そこで本書は、読みやすいライトノベルで、
どんなふうに曲を作るかを解説しています。

念のため、本書でいう「曲」はいわゆる「歌もの」
であり
、クラシックのような作品は扱っていません。

ただ「歌もの」を作ることを前提に読んだときに、
なるほどと思ったことは、いろいろありました。

本書からいくつかご紹介してみましょう。

「理論は“間違うために”覚えるんだ」

「音楽におけるその音の配色パターンがコードネーム」

「すべての鍵盤がドレミのスタートポジションになり得る」

「12のキーっていうのは、『12色のコーディネート』だと思えばいい」

「とにかく模倣。模倣に次ぐ模倣」

「その『テクスチャー』という技術が、今回の目玉商品」

「クサいメロディってのは、その人らしいってことだ。
人の真似じゃ絶対に出ない一番自分っぽいメロディだよ」

「モチーフは曲のありとあらゆるところで効果を発揮する」

「体験がない人にとってそれは単なる『よくできた理屈』
であって、自分で使える哲学ではないんだ」

「ありとあらゆる創作は、教わるより、
編み出すことに喜びを感じるからこそだったりする」

本書で重視している「耳コピ」「キー」については、
ピアノの先生であれば、問題ない領域でしょう。

であれば、何はともあれ一曲作ってみよう、
そんなふうに思わせてくれる一冊といえます。

歌ものを作ってみたい先生、ライトノベルがお好きな先生、
作曲に興味がある生徒さんがいらっしゃる先生は、

一度読んでみてもいいかもしれません。

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『作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話』 仰木日向・著

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◆(3)編集後記

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私も現在、弊社サイトにてWeb小説を連載しています。

模索しながらなので、勉強を兼ねて
いろいろな書籍を読んだりしています。

今回ご紹介の書籍もその一冊です。
どんな本からも学ぶところは多いですね。

ちなみにWeb連載はこちらです↓

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私はもちろん、全国の会員様がお待ちしております。

それでは今号も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も素敵なレッスンを。

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