┏┏┏┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏ ┏┏ ◆1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン◆Vol.96 ┏ 『 初見演奏および移調奏 』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(1)今日の教本 ◆(2)初見、移調のテクニックが学べる教本 ◆(3)編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(1)今日の教本 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『 初見演奏および移調奏 』 小林仁・著 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ おはようございます。 リーラムジカ ピアノ教室コンサルティングの藤 拓弘です。 今日の教材は『 初見演奏および移調奏 』です。 この教本について「はじめに」から、 引用してご紹介させていただきます。 「『やさしい曲を正確にひく』ことが、初見や移調をするときの 基本であり、そのためには、やさしい曲-それもなるべく拍子、 調子、速さなどが違うもの-を、たくさん練習することが大切で ある(中略)初見も移調も『慣れ』が大切である。慣れてしまえ ばずっと余裕ができ、従って、注意深く譜面を見ることができる ようになるし、ミスも少なくなるであろう」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆今日のチェックポイント◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ この教材の大きな特徴は、 「数多くの練習をこなすことで、初見・移調奏に慣れる」 という点にあります。 最初は平易な曲から始まり、段階的に難易度が上がっていきます。 無理のない曲の配列により、初見演奏が最短で上達するように 工夫されています。 「はじめに」にもありますが、 「いちどにたくさんということはなく、1日にせいぜい 2、3曲ずつを毎日続けることがのぞましい」 としているように、やはり慣れるためには、 毎日コツコツと地道に続けることが大切ということですね。 何でも毎日継続することは大変なことですが、 小さなことであれば、負担も少なく続けられるもの。 この教本での課題は、短いもので8小節、長いものでも見開きで 1ページの長さになっていて、取り組みやすい印象を与えます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(2)初見、移調のテクニックが学べる教本 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ この教本は、初見力を鍛えたいの生徒や音大生、 あるいは、大人の生徒さんでも利用できる練習本です。 また、講師にとっても有用な教本でもあります。 ピアノレッスンにおいては、実際に講師が弾いてみることで、 どれだけ生徒に「示して」あげられるかがポイントですよね。 その際重要なのが、やはり初見能力。 巻頭に、小林先生による初見と移調奏におけるヒントがあります。 我々ピアノ講師にとっても、非常に参考になる示唆ですので、 ここで要約して、皆さんとシェアしたいと思います。 【初見演奏において】 【1】曲全体を見渡す 調号、拍子、テンポ、楽想をとらえる ↓ 特徴的なリズムの有無を確かめる ↓ 音部記号、テンポ、調号、拍子など途中でかわっている所を調べる ↓ 短い音価の音符をどのくらいのテンポでひけるかを考える ↓ ひき始めたら、止まらないこと 【2】常に少しでも先を見る 速い曲では1~2小節先を、ゆっくりとした曲でも2~3拍先を見る 【3】メロディーとバスに注意 特にメロディーとバスの音は注意し、確実に、正しく弾く 【4】美しい演奏を心掛ける フレージングとデュナーミクにもいつも注意すること 【移調奏において】 【1】まず原調で弾いてみる メロディーと和音の動きを、大きなかたまりとして頭に刻む ↓ 次に長2度高く、または低く移調してみる ↓ あまり難しい調に移調するのは避ける ↓ ハ長調→ニ長調、ハ長調→変ロ長調、ト長調→ヘ長調のように 【2】移調する調の調号をよく考える 原調と比較する ↓ 新しい調では、どこにシャープ、フラットがつくのか確認する 【3】移調先の主音、導音、5度音を考える 短調の場合、導音に臨時記号がつくので注意 ↓ 移調先の主和音、属和音、下属和音がわかると便利 【4】テンポはいそがない 【5】少しでも先を見ること 1つ1つの音を移調するのではなく、音楽の流れ、 ハーモニー全体を移調するという感じでやること ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■基本データ ヤマハ音楽振興会 \850? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『 初見演奏および移調奏 』 小林仁・著 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(3)編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ この間の日曜日は、バレンタインデーでしたね。 日曜日がバレンタインデーですと、会社勤めの女性にとっては、 あげる必要がなくなるのでラッキー!ということらしいですね(笑) 私でさえいくつか頂くくらいですから、この時期の チョコレートの売れ行きは相当なものでしょうね。 その日は、ソプラノ歌手の方と演奏会に出演させていただきました。 ※ブログ「バレンタインデーに本番」 http://lilamusica.blog.so-net.ne.jp/2010-02-15 伴奏15曲、ソロ3曲という、スケジュールの割にはタイトな プログラムでしたが、無事終わることができました。 コンサートの準備にはそれなりに時間と労力がかかりますが、 やはりイベントは楽しいですね。 今週は、私の記事が掲載されるムジカノーヴァ3月号の発売や、 サイトリニューアルなど、楽しみなことが目白押しです。 リニューアル作業も快調に進んでおります。 ぜひ楽しみにしていてくださいね。 それでは今号も最後までお読みいただき、 ありがとうございました。 次号はどの教本がでるか。 これからも「1冊3分でわかる!ピアノ教本マガジン」を よろしくお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★ピアノ講師という仕事の本質に迫るメルマガ(毎週月曜日配信) 「ピアノ講師のつながるプロジェクト!」 http://archive.mag2.com/M0093983/index.html ★先生方のコメントも見てみてください。 【1万人のピアノの先生がつながるブログ】 http://ameblo.jp/lilamusica/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★『All About プロファイル』では、コラムも執筆中です。 コンサルティングをご希望の方はこちらからどうぞ。 ※「All About プロファイル 藤 拓弘の個別ページ」 http://profile.allabout.co.jp/fs/takuhiroto-pianoconsul/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★弊社配信の教室運営に特化したメールマガジン 「成功するピアノ教室~生徒が集まるピアノ教室」 ご登録はこちら ⇒http://www.mag2.com/m/0000267088.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★「そろそろ私のピアノ教室にもホームページを・・・」 とお考えの先生には、「OCTO(オクト)」がイチオシです。 「ここまでやってくれるの?」というくらい親切丁寧です。 ★お問い合わせは以下のURLからどうぞ。 ⇒「OCTO(オクト)」http://octo88.net/ (「藤のメルマガでの紹介」と伝えるとスムーズです) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ * ピアノ教室コンサルタント * 発行人: リーラムジカ 代表 藤 拓弘(とう たくひろ) * ピアノ教室コンサルタントのHP:< http://www.pianoconsul.com/ > * 【All About】のピアノ教室コンサルタント個別サイト < http://profile.allabout.co.jp/fs/takuhiroto-pianoconsul/ > * E-MAIL:< info@pianoconsul.com > * 公式ブログ:< http://lilamusica.blog.so-net.ne.jp/ > * 社内・取引先・ご友人などへの転送はご自由にどうぞ。 ただし、無断転載は厳禁です。出所の明記をお願いします。 ------------------------------------------------------------------ ■記事中でご紹介している商品・サービスに関してのトラブル等に ついて当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。 ■購読・解除は、ご自身でお願いいたします。こちらから出来ます。 『1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン』 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000272194.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━