┏┏┏┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏ ┏┏ ◆1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン◆Vol.98 ┏ 『 テーケ 新ピアノの学校 1 』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(1)今日の教本 ◆(2)現代奏法を幼いうちに楽しく学べる教本 ◆(3)編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(1)今日の教本 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『 テーケ 新ピアノの学校 1 』 テーケ・マリアンヌ・著 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4111704697/lilamusica-22/ref=nosim ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ おはようございます。 リーラムジカ ピアノ教室コンサルティングの藤 拓弘です。 今日の教材は『 テーケ 新ピアノの学校 1 』です。 この教本について「まえがき」から、 引用してご紹介させていただきます。 「この本のなかで私が工夫し、用いた方法は、2つの理念に基づいて います。1つは、子どもは、ピアノの勉強を始める正にその最初から、 ピアノという楽器と初めて出逢うその瞬間から、全ての鍵盤を手に 入れるべきだという理念です(中略)もう1つは、こどもを導いてい くということは、その圧倒的な部分が私たち教師の手の中にあると 言うことです(中略)この作品集の中には現代音楽が入っていますの で、子どもたちは正にスタートから、最初のレッスンから現代音楽に 出逢います(以下省略)」 原著は5冊から成っていますが、日本版は3冊にまとめられています。 【1巻】テーケ『新ピアノの学校ーピアノとの出逢い&音楽の知恵袋ー』 【2巻】テーケ『新ピアノの学校ーピアノは友だち&連弾の喜びー』 【別巻】テーケ『新ピアノの学校ー指導の手引きー』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆今日のチェックポイント◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ この教材の大きな特徴は、 「現代曲によって子どもたちの自由な発想を広げる」 という点にあります。 「現代音楽を学ぶことの有益性」について、 ちょっとまとめてみましょう。 ●耳の聴く力を高いレベルにまで発達させることができる ⇒現代音楽のメロディー、音響を聴くことは、休符を音楽に かたち創ることを発見させ、メロディーを聴く習慣をつけさせる ●リズムをより高い表現形式としてマスターできる ⇒音楽の中の時間的経過のセンスを発達させる ●微妙なタッチの種類が分かるようになる ⇒音に対するセンスを高める ●調和したペダルの使い方を学べる ⇒様々なべダルの可能性を探ることへとつながる ●現代音楽の新しい奏法を学ぶことでスピードの経験が得られる ⇒前腕弾き、グリッサンドは、子どもたちが音の場所を 探すことなく自由にひくことができるため ●伝統的なピアノ奏法にも応用できる ⇒自然なテクニックを進歩させることで、応用がきくようになる ●子どもたちが注意深く学ぶことを習慣づける ⇒集中力、暗記の能力を進歩させることができる ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(2)現代奏法を幼いうちに楽しく学べる教本 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ この教本では、計10回に渡って「ピアノとの出逢い」と題された、 基本的な「リズム練習」「階名唱」「音符の勉強」「楽典」、 「初見視奏」などの学習があります。 著者のテーケは、次のように言っています。 「私は、最初の10回の〈ピアノとの出会い〉の教材を試みてみよう と思われる全ての先生に対して、教師用の手引きの理念をご理解い ただくことが、極めて重要であることを指摘したいと思います。 このテキストは、教師用の手引きをお読みになることなく、お使い にはならないでください」 と記しています。 つまりそれだけ、最初の10回にわたって展開するレッスンや、 使用方法を重要視している訳ですね。 確かに、著者による使用法の注意を読むことなく、この教材を 使用した場合、どこに力点を置くべきか、達成すべきものは 何なのか、ということを認識しにくい感じがしますね。 また、この教本の面白いところは、まえがきにもあるように 現代音楽で使われる奏法をレッスンで用いる点ですね。 写真入りで「前腕弾きによるクラスターの弾き方」や 「グリッサンド」の解説があったり、 「手のひら弾き」 「オーヴァートーン(倍音)」 などの現代曲奏法を、幼いうちから取り入れています。 ハンガリーで体系化されたピアノ教育を、この一連の教材で 学ぶことは、有意義なことであることは間違いありません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■基本データ 全音楽譜出版社 \2200(税抜) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『 テーケ 新ピアノの学校 1 』 テーケ・マリアンヌ・著 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4111704697/lilamusica-22/ref=nosim ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【もくじ】(大項目のみ) 《ピアノとの出逢い》 さあ、ひきましょう! スタッカートと2音そう めずらしいこと アウフタクト 16ぶんおんぷ うでをこうさして あたらしいリズム 和音 そのうちおどりたくなるよ! 歌と伴奏 8ぶんの6びょうし イミテーション 《音楽の知恵袋》 1.リズムの練習 2.音符をよんで歌いましょう 3.書きましょう 4.歌いましょう 5.ピアノをひく準備練習 6.問いと答えのあそび 7.音階 解説 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(3)編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 早いもので3月に突入しましたね。 私は朝4時半起きが定着しているのですが、 日が昇ってくる時間も少しずつ早くなっていますね。 春と言えば、生徒募集の季節ですね。 私の教室でも問い合わせが増えてくるのが、 やはりこの時期という印象です。 ピアノ教室の生徒募集といえば、定番はチラシですね。 こちらでは、ピアノ教室のチラシの作り方・考え方を、 分かりやすく解説するpdfを、無料で進呈中です。 ★詳しくはこちら↓ http://www.pianoconsul.com/mail_seikou.html 何かのお役に立てるかもしれませんので、 ご興味がおありでしたら、のぞいてみてくださいね。 それでは今号も最後までお読みいただき、 ありがとうございました。 次号はどの教本がでるか。 これからも「1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン」を よろしくお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★全国のピアノ講師がコメントでつながるメルマガ(毎週月曜日配信) 「ピアノ講師のつながるプロジェクト!」 http://archive.mag2.com/M0093983/index.html ★先生方のコメントも見てみてください。 【1万人のピアノの先生がつながるブログ】 http://ameblo.jp/lilamusica/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★『All About プロファイル』では、コラムも執筆中です。 コンサルティングをご希望の方はこちらからどうぞ。 ※「All About プロファイル 藤 拓弘の個別ページ」 http://profile.allabout.co.jp/fs/takuhiroto-pianoconsul/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★弊社配信の教室運営に特化したメールマガジン 「成功するピアノ教室~生徒が集まるピアノ教室」 ご登録はこちら ⇒http://www.mag2.com/m/0000267088.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★「そろそろ私のピアノ教室にもホームページを・・・」 とお考えの先生には、「OCTO(オクト)」がイチオシです。 「ここまでやってくれるの?」というくらい親切丁寧です。 ★お問い合わせは以下のURLからどうぞ。 ⇒「OCTO(オクト)」http://octo88.net/ (「藤のメルマガでの紹介」と伝えるとスムーズです) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ * ピアノ教室コンサルタント * 発行人: リーラムジカ 代表 藤 拓弘(とう たくひろ) * ピアノ教室コンサルタントのHP:< http://www.pianoconsul.com/ > * 【All About】のピアノ教室コンサルタント個別サイト < http://profile.allabout.co.jp/fs/takuhiroto-pianoconsul/ > * E-MAIL:< info@pianoconsul.com > * 公式ブログ:< http://lilamusica.blog.so-net.ne.jp/ > * 社内・取引先・ご友人などへの転送はご自由にどうぞ。 ただし、無断転載は厳禁です。出所の明記をお願いします。 ------------------------------------------------------------------ ■記事中でご紹介している商品・サービスに関してのトラブル等に ついて当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。 ■購読・解除は、ご自身でお願いいたします。こちらから出来ます。 『1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン』 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000272194.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━