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┏┏ ◆1冊3分で分かる！ピアノ教本マガジン◆Vol.102
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『 リトミック指導者のためのキーボード・ハーモニー 』
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◆（１）今日の教本
◆（２）リトミック指導に必要な技術を学ぶ教本
◆（３）編集後記
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◆（１）今日の教本
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『 リトミック指導者のためのキーボード・ハーモニー 』
リトミック研究センター・編
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おはようございます。
リーラムジカ ピアノ教室コンサルティングの藤 拓弘です。
今日の教材は、
『 リトミック指導者のためのキーボード・ハーモニー 』
です。
まずは、この教材について「はじめに」から
引用させていただきます。
「リトミック指導では”先生が子供たちに与える音楽が、
最も重要である”ということは、誰もが認めることで
しょう（中略）リトミック指導者の多くは、ピアノが
上手に弾けないという悩みを持っているようです（中略）
楽譜があれば何でも弾けるのに、何も無いところから
メロディーを作り、即時に弾くという技術はそれらを
多く経験することによって慣れていかなくてはなりま
せん（以下省略）」
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◆今日のチェックポイント◆
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この教本の特徴は、
「着実に即興演奏が学べるように配慮されたシステム」
にあります。
各項目は「レッスン1～20」まであり、主たる目標は
「メロディーの即興演奏」となっています。
コードやハーモニーの学習、和音の機能、カデンツ、
副三和音、移調奏などの知識を身につけるように
配慮されています。
各レッスンには、まずは学習内容の解説があり、
次に実際の演習である「ホームワーク」を提示。
実際に、ピアノを使用しての練習で、
理解を深めるような配慮が施されています。
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◆（２）リトミック指導に必要な技術を学ぶ教本
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この教本では、解説は極力簡潔にしています。
これはおそらく、リトミック講師を目指す人であれば、
ある程度音楽の知識は持っている、という前提に
書かれているから、だと思います。
即興演奏の練習は、最初は2小節、と短い演習。
ですが、ひとつ一つをじっくりとこなしていくことで、
着実にテクニックを学んでいくシステムです。
また、適度な割合で「移調」の演習もあります。
これにより、即興演奏に必要な「柔軟さ」も
合わせて学べるように配慮しています。
さらに、様々な「伴奏形」を学びます。
こうした教材を研究してみて思うのは、
「子供を動かすことの出来るリズム」
「現場で使えるノウハウに近いもの」
を、いかに吸収できるか、という点だと思います。
指導者のピアノによって、どれだけ子供達を乗せられるか、
意図する動きを導くかは、やはり現場で鍛えられるもの。
そのためにも「教材から何を学ぶか」という本質は、
学習者にゆだねられている部分が大きいですね。
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■基本データ
ドレミ楽譜出版社 \1050
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『 リトミック指導者のためのキーボード・ハーモニー 』
リトミック研究センター・編
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◆もくじ◆
レッスン.1
メロディーの即興演奏
和音（コード）と和声（ハーモニー）
長三和音
レッスン.2
メロディーの即興演奏
主和音（Iの和音）
レッスン.3
メロディーの即興演奏
主和音の伴奏
レッスン.4
メロディーの即興演奏
属和音（Vの和音）、属和音の伴奏、主和音と属和音
レッスン.5
メロディーの即興演奏、主和音と属和音
属和音の伴奏、属七の和音（V7の和音）
レッスン.6
メロディーの即興演奏、下属和音
下属和音の伴奏
レッスン.7
メロディーの即興演奏、1.4.5の和音
和音唱、非和声音
レッスン.8
メロディーの即興演奏、I.IV.Vのカデンツ
レッスン.9
メロディーの即興演奏、カデンツの変奏
レッスン.10
メロディーの即興演奏、メロディーの伴奏付け
レッスン.11
メロディーの即興演奏、副三和音（IIの和音）
レッスン.12
メロディーの即興演奏、副三和音（VIの和音）
レッスン.13
メロディーの即興演奏、副三和音（IIIの和音）
レッスン.14
メロディーの即興演奏、移調（きらきら星）
レッスン.15
メロディーの即興演奏、1～7の和音とカデンツ
レッスン.17
メロディーの即興演奏、副三和音の転回形
レッスン.18
メロディーの即興演奏、借用和音ーその1
レッスン.19
合唱をしましょう、借用和音ーその2
レッスン.20
転調、転調のカデンツ
【付録】コードネームについて
即興演奏の練習のためのテーマ
黒鍵だけを使った即興演奏
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◆（３）編集後記
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今日で3月も終わりですね。
年度末ということで、今月も我ながら、
駆け抜けた1か月だった気がします。
皆さんの「駆け抜け度」はいかがでしたか？
さて、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、
4月に私の書籍が出版されます！
「成功するピアノ教室～生徒が集まる7つの法則～」
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内容はもちろんですが、こだわったのは表紙。
恐縮ながら、私の要望も述べさせていただき、
デザイナーさんが素敵に仕上げて下さいました。
最初、デザイン案を拝見したときは、
「こう来たか！」
と思いましたが、シンプルかつアピール度の高い表紙が、
とても気に入っております。
書店や楽器店に並ぶのは、あともう少し先ですが、
よろしければ手に取っていただけると、とても嬉しいです。
それでは今号も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
次回はどの教本が出るか。
どうぞお楽しみに！
今日も素敵なレッスンを！
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