┏┏┏┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏ ┏┏ ◆1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン◆Vol.109 ┏ 『 やさしいけんばんわせい 1 』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(1)今日の教本 ◆(2)ピアノ演奏に必須の和声の勉強ができる教本 ◆(3)編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(1)今日の教本 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『 やさしいけんばんわせい 1 』 亀田一整・編著 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ おはようございます。 リーラムジカ ピアノ教室コンサルティングの藤 拓弘です。 今日の教材は『 やさしいけんばんわせい 1 』です。 この教本について「まえがき」の中から、 引用してご紹介させていただきます。 「『和声』というと、とかくむずかしいものと思われがちです (中略)対して、この本では、片手でメロディー、もう一方で 和音伴奏というように、音楽の形をわかりやすく2つの要素に分け、 さらには、理論的な説明によらず、即興的にひきながら耳と手を 通して自然に理解できる方法をとったことで、学習は非常に容易な ものとなりました(中略)一歩進んで、メロディーに自分のくふう で気のきいた伴奏をつけることができたなら、音楽の喜びは、 よりいっそう深いものとなるでしょう(以下省略)」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆今日のチェックポイント◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ この教材の第一目標は、 「和声の勉強により、適切な伴奏づけができるようになる」 ということにあります。 この教本の特徴を「この本を使うにあたって」から 要約して、いくつか挙げてみたいと思います。 ■バイエルでいうと60番程度のテクニックで使用可能 ■即興的に弾きながら学ぶことを主眼におく ■和声の名称は、度数記号を用いることで理解を早める ■創作へ発展させたり、ソルフェージュの教材として併用可能 ■主要三和音と属七の和音の範囲に絞っている ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(2)ピアノ演奏に必須の和声の勉強ができる教本 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ この教本の学び方を、順を追って解説してみます。 「 」で囲ってある場所は、練習課題のポイントとなる部分です。 お読みいただけると分かると思いますが、確かにこの順番で 学習していけば、無理なく和声や伴奏の勉強ができます。 ■I度の和音、IV度、V度の和音を学習する ⇒大譜表の左手部分(ヘ音記号)が「空白」になっている。 そこには音符は書かずに「和音記号」を記入して弾く ⇒次に、和音記号を「書かずに」弾けるようにする ⇒「非和声音」を学習する ⇒ト長調とヘ長調に「移調して」練習する ⇒「同主調への移調」を学ぶ (★V度の和音が同じことに注意) ⇒属七の練習 (★G7を例に挙げると「ファ」の音が旋律の中心的な音の場合、 第7音「ファ」が重複することで「響き」が悪くなるため、 5度の和音を用いることを学ぶ) ⇒和音から「分散和音」への発展を学ぶ (伴奏型の変化) ⇒メロディーに合う「伴奏探し」へと発展させる その他、この教材で学べることをいくつか挙げてみますね。 【1】省略和音 【2】メロディーの3度、6度の並進行の仕方 【3】1度の2転を使った終止形 【4】4度の和音を使った終止形 【5】属七の和音の基本形の使い方 この教本一冊で、これだけのものが学べるいうのは、 コストパフォーマンス的に言っても優れた教本、 と言えるのではないでしょうか。 ピアノの演奏をする上で、やはり大切なのはこうした 基礎的な音楽の知識。 子どもたちに、和声の勉強をさせたいとお思いの先生は、 ぜひ一度ご覧になってみてください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■基本データ 全音楽譜出版社 \1365 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『 やさしいけんばんわせい 1 』 亀田一整・編著 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【目次】 レッスン1 主要三和音 A.いちどの和音 B.いちどとごどの和音 C.いちどとよどの和音 D.いちど、ごど、よどの和音 レッスン2 1小節を2つの和音にわけて レッスン3 移調(ト長調とヘ長調) レッスン4 移旋(ハ短調) レッスン5 ごどしちの和音(シ ファ ソ) レッスン6 分散和音 レッスン7 移調と移旋 A.ハ短調・ニ長調・ニ短調・変ロ短調 B.ト短調・イ長調・イ短調 レッスン8 非和声音(1) A.和声音から上または下に2度動いてもとにもどる非和声音 B.和声音と和声音の間をつなぐ非和声音 レッスン9 ごどしちの和音(レ ファ ソ) レッスン10 非和声音(2) A.2度上または下の和声音へすすむ非和声音 B.つぎの和音の音が前に現われる非和声音 レッスン11 省略和音 レッスン12 二声(2つの音) A.3度と6度の並進行 B.くり返されるかざりの音 レッスン13 移調と移旋(ヘ短調・ホ長調・ホ短調・変ホ長調) レッスン14 ごどしちの和音(基本形) レッスン15 いちどの2転をつかった終止形(終わりの形) レッスン16 よどの和音をつかった終止形 参考解答 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(3)編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ いよいよ「ムジカノーヴァ6月号」が明日発売になります。 ※「月刊ムジカノーヴァ6月号」 http://amazon.co.jp/o/ASIN/B003I7CTY2/lilamusica-22/ref=nosim このムジカノーヴァでは、特集記事の執筆をご依頼いただき、 「~子育て・介護・激戦区・不便…なのに どうして?人気教室~」 というタイトルで、生徒が集まる教室の秘訣に迫っています。 特集の最初の部分は、編集部がピックアップした教室に スポットを当てて解説。 後半からは、私が監修を担当しまして、全国12のピアノ教室の 成功事例を「手記」としていただき、そこから何が成功の ポイントだったのか、を探っています。 これだけ豊富な事例があると、 「この教室は私の教室に似ている」 「このポイントを真似すれば良いのね」 と思う教室もあるかと思います。 また音楽之友社のサイト「月刊誌先取り情報」 にも、詳しい情報が掲載されております。 ※音楽之友社サイト「月刊誌先取り情報」 http://www.ongakunotomo.co.jp/sakidori/musica.html 何かお役に立てる情報があるかもしれませんので、 ぜひ楽器店等で見かけましたら、お手に取ってみてくださいね。 ※「月刊ムジカノーヴァ6月号」特集記事 ~子育て・介護・激戦区・不便…なのに どうして?人気教室~ http://amazon.co.jp/o/ASIN/B003I7CTY2/lilamusica-22/ref=nosim それでは今号も最後までお読みいただき、 ありがとうございました。 次回はどの教本が出るか。 どうぞお楽しみに! 今日も素敵なレッスンを! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <私の新刊 好評発売中> 「成功するピアノ教室~生徒が集まる7つの法則(音楽之友社刊)」 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4276211999/lilamusica-22/ref=nosim ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★「月刊ムジカノーヴァ3月号」の特集を執筆しました 「すぐ使えて効果バツグン! 教室経営5つのテクニック」 http://amazon.co.jp/o/ASIN/B0034JRK4I/lilamusica-22/ref=nosim ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★教室運営のメルマガ「成功するピアノ教室」 今なら「ピアノ講師のためのチラシ作成特別レポート」を 無料で進呈中です。 ★詳細はこちら↓ http://www.pianoconsul.com/mail.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★全国のピアノ講師がコメントでつながるメルマガ(毎週月曜日配信) 「ピアノ講師のつながるプロジェクト!」 http://archive.mag2.com/M0093983/index.html ★先生方のコメントも見てみてください。 【1万人のピアノの先生がつながるブログ】 http://ameblo.jp/lilamusica/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★「そろそろ私のピアノ教室にもホームページを・・・」 とお考えの先生には、「OCTO(オクト)」がイチオシです。 「ここまでやってくれるの?」というくらい親切丁寧です。 ★お問い合わせは以下のURLからどうぞ。 http://octo88.net/ (「藤のメルマガでの紹介」と伝えるとスムーズです) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ * ピアノ教室コンサルタント * 発行人: リーラムジカ 代表 藤 拓弘(とう たくひろ) * ピアノ教室コンサルタントのHP:< http://www.pianoconsul.com/ > * 【All About】のピアノ教室コンサルタント個別サイト < http://profile.allabout.co.jp/fs/takuhiroto-pianoconsul/ > * E-MAIL:< info@pianoconsul.com > * 公式ブログ:< http://lilamusica.blog.so-net.ne.jp/ > * このメールマガジンの著作権は著者にあります。教室・ご友人など への転送はご自由にして頂いて結構ですが、無断転載は厳禁です。 ------------------------------------------------------------------ ■記事中でご紹介している商品・教本に関してのトラブル等に ついて当方では一切責任を負いません。ご自身の責任でご判断下さい。 ■お手数ですが、購読・配信解除はご自身でお願いいたします↓ 『1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン』 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000272194.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━