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┏┏ ◆1冊3分で分かる！ピアノ教本マガジン◆Vol.119
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『 ブルグミュラーでお国めぐり 』
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◆（１）今日の教本
◆（２）世界の国の音楽が味わえるブルグミュラーの連弾曲集
◆（３）編集後記
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◆（１）今日の教本
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『 ブルグミュラーでお国めぐり 』 後藤ミカ・編
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4285123525/lilamusica-22/ref=nosim
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おはようございます。
リーラムジカ ピアノ教室コンサルティングの藤 拓弘です。
今日の教材は『 ブルグミュラーでお国めぐり 』です。
この曲集について「はじめに」から引用して、
ご紹介させていただきます。
「ブルグミュラー25の練習曲は、昔も今も大変人気のある曲集です
（中略）原曲のまま弾けて、なおかつ、新しい和音やリズムを取り
入れた連弾を作ろうとこの曲集の制作にかかりました（中略）この
曲集が一人でも多くの方に愛されることを祈ります（以下省略）」
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◆今日のチェックポイント◆
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この曲集の大きな特徴は、
「定番の曲集を、楽しい連弾曲集に仕立て上げている」
と言う点にあると思います。
ブルグミュラー25の練習曲は、今でも根強い人気のある曲集です。
特に「アラベスク」や「貴婦人の乗馬」などは、
発表会などでは、今だに定番曲ですよね。
変わらぬ人気の要素としては、収められている曲が
どれも魅力的であり、小さい子でも取り組みやすい、
という点が挙げられると思います。
そこで今日の一冊なのですが、今回取り上げる曲集は、
子供たちに人気の高いブルグミュラーの曲を、
楽しい「連弾」に仕立て上げています。
巻頭には、「お話と練習の手引き」というページが設けられていて、
各曲の雰囲気やストーリーが掲載されています。
また、編曲者自身の「演奏のポイント」も掲載されているので、
演奏の際のヒントとして役立ちます。
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◆（２）世界の国の音楽が味わえるブルグミュラーの連弾曲集
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この曲集の特徴は、ブルグミュラー25の練習曲を、
「世界の特徴ある音楽」にアレンジしているところ。
例えば、「タンゴ・デ・アラベスク」と言う曲では、
アルゼンチンのタンゴのイメージで仕上げられています。
その他に、「イタリア」はカンツォーネ、「フランス」はシャンソン、
「ブラジル」はカーニバルなど、その国ならではの音楽・リズムで、
定番曲を見事にアレンジしています。
しかも、ただの連弾にはとどまらず、2人の演奏者が入れ替わるなどの
アクロバティックな要素も取り入れているところが良いですね。
例えば、「タンゴでアラベスク」では、
「少しずつプリモにずれる」
「（プリモが）立ってセコンドに移動」
など、観客を意識した面白い仕掛けがしてあります。
また「美しい小鳥せきれい」では、最初セコンドが、
「プリモの右に立って左手を後ろにまわし
小鳥のくちばしのように弾きましょう」
というビジュアル的な面白い工夫もあります。
この曲集はピアノ連弾の他に、フルートやヴァイオリン、ボーカルと、
ピアノ連弾とのアンサンブルができる譜面も付けられています。
「素直にはずんでカーニバル」では、リコーダー2重奏との
アンサンブルも楽しめてしまう譜面付き。
他の楽器とのアンサンブルは、発表会やお楽しみ会に使えますね。
「アラベスク」をはじめ、ブルグミュラーのこの曲集は、
誰もが一度は耳にしたことがあるでしょうから、
生徒さんと発表会の余興的に使用するのもいいですね。
また、ピアノを習ったことのある大人の生徒さんは、
大抵ブルグミュラーを通ってきた方。
昔の手習いで暗譜で弾ける方も多いですから、
マンネリ化しているレッスンで、連弾で遊んでみるのもアリです。
さらに、今ブルグミュラーをやっている子供たちには、
「仕上げ記念」で、最後にこの連弾曲集で遊ぶというのも面白いですね。
教室に一冊あると、いろんなシーンで使うことができますので、
ご興味がありましたら、ぜひ一度見てみて下さい。
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【目次】
お話と練習の手引き
タンゴ・デ・アラベスク（アルゼンチン）
カンツォーネ進歩（イタリア）
美しい小鳥せきれい（アイスランド）
黄河の流れ（中国）
恋をした天使のシャンソン（フランス）
素直にはずんでカーニバル（ブラジル）
無邪気な思い出（日本）
おしゃべりなスペイン娘（スペイン）
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■基本データ
ドレミ楽譜出版社 1470円（税込）
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『 ブルグミュラーでお国めぐり 』 後藤ミカ・編
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4285123525/lilamusica-22/ref=nosim
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◆（３）編集後記
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私が配信している教室運営メールマガジンではお知らせしましたが、
今日は素敵なメールマガジンのご紹介です。
「21世紀へのチェルニー」の著者で、著名な音楽ライターである
山本美芽先生によるメールマガジンです。
※メルマガ「音楽センスを伸ばしたい！」
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ミュージシャンや音楽家から学ぶのが王道ですよね。
このメールマガジンでは、そうした音楽家の取材をもとに、
音楽センスを磨くためのエッセンスを伝えてくださっています。
現在、山本先生はアメリカにお住まいですが、日本の音楽シーンを
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私も購読しておりますが、音楽に携わる者として、
毎回、多くの気づきがあるメールマガジンです。
また、ピアノ講師はクラシックだけでなく、
幅広い音楽の知識が必要とされる職業。
山本先生のメルマガは、様々なジャンルの音楽を
多岐にわたって語っていますので、おススメです。
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著名な音楽ライターでらっしゃる山本先生に、
ご批評いただいたことは、本当に嬉しかったです。
山本先生、ありがとうございます。
山本先生のメールマガジンは、無料で登録できますので、
ご興味がおありでしたら、ぜひ登録してみてくださいね。
※メルマガ「音楽センスを伸ばしたい！」
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アマゾンでのレビューの高評価も、うなずけます。
※「21世紀へのチェルニー」
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それでは今号も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
次回はどの教本が出るか。
どうぞお楽しみに！
今日も素敵なレッスンを！
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