┏┏┏┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏ ┏┏ ◆1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン◆Vol.131 ┏ 『 うたとリズムから入る よい子のピアノ 』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(1)今日の教本 ◆(2)心から音楽的に歌って弾ける子どもを育てるメソッド ◆(3)編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(1)今日の教本 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『 うたとリズムから入る よい子のピアノ 』 橋内良枝・著 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ おはようございます。 リーラムジカ ピアノ教室コンサルティングの藤 拓弘です。 今日の教材は、 『 橋内式ピアノ指導法 うたとリズムから入る よい子のピアノ 』 です。 教本のタイトルにもある「橋内式ピアノ指導法」ですが、これは、 著者の橋内先生が体系化したピアノメソードで、入門からバイエル 終了まで無理なく上達できるように体系的にシステム化したものです。 ピアノ指導の大きな柱として、 「楽典・ソルフェージュ」 「うたとリズム、合奏」 「全調メソード」 「ピアノ」 「連弾」 から成り立っており、導入期に使用するのが、 今回ご紹介する「よい子のピアノ」という教材ですね。 この教材の内容やチェックすべきポイントについてご紹介します。 ●手拍子によるリズム打ちをしながら歌うこと ●「音名うたい」をすること ●音程の学習の徹底(「方向よみ」と称する方法) ●フレーズ感を大切にして弾くこと ●鍵盤を見ない、ブラインドタッチで弾くこと ●中央ハを中心としたメソードであること ●伴奏をよく聴きながら弾く ●聴音(音名書き取り)を大切にする ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆今日のチェックポイント◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 興味深いことにこの教材には、御木本澄子先生による 「腕や手首の訓練」についてのヒントが掲載されています。 御木本先生と言えば、音楽之友社から出版されている、 「正しいピアノ奏法」の著者です。 ※参照「正しいピアノ奏法」 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4276143357/lilamusica-22/ref=nosim この教本に掲載されている「腕や手首の訓練」の解説では、 ピアノを弾くのに必要な、神経と筋肉を養う体操について、 イラストとともに解説しています。 座った状態での手の上下運動や、ひじを脇腹に固定した状態で、 手首を上下に振る運動など、6種類の体操が紹介されています。 これらの運動は、できるだけ速いスピードで行うと 神経の発達を促すことにつながる、とあります。 教本の中にこうした解説があるというのも、 なかなか興味深い点です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(2)心から音楽的に歌って弾ける子どもを育てるメソッド ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ この教材の第一目標は、 「心から音楽的に歌って弾ける子どもを育てる」 ことにあるのでは、と思います。 これは、橋内先生のメソッドの根幹を為すもの、と言えます。 掲載されている曲の多くは、橋内先生の作詞作曲の オリジナル曲で、導入から大譜表を採用しています。 各課題に詳しい練習のしかたの説明文がありますので、 指導の際のポイントとして、レッスン時に利用できます。 また、各ページに鍵盤の絵が描いてあり、 弾くべき音と指番号が確認できます。 これは、冒頭でもお伝えした「鍵盤を見ないで弾くこと」の 強化を狙ったものではないか、と思います。 この教材では、音程を覚えさせることを重要視しています。 例えば、2度は「せんーかん」「かんーせん」で説明したり、 階段状の絵によって視覚的にも理解が深まめる工夫があります。 またこの教本は、導入期の教本にはおなじみの、 1つのメロディーを両手で弾くタイプの教本です。 ですので、最初から伴奏を含む両手奏から学ばせたい、という 指導者の方の場合には、使用の際に考慮が必要かもしれませんね。 個人的に良い教材だと思うのですが、もしかして 絶版の可能性もあるか、と思います。 (Amazonでは見つかりませんでした) もし楽器店等で見つけましたら、一度ご覧になってみてください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■基本データ 東京音楽書院 ?円 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『 うたとリズムから入る よい子のピアノ 』 橋内良枝・著 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(3)編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 先日、とある先生から大阪で開催される、 音楽理論セミナーのお知らせをいただきました。 残念ながら私は、大阪までは行けないのですが、 面白そうな内容でしたので、ここでご紹介いたしますね。 (以下、セミナー主催者の方からのご紹介文) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ■「カンタン!音楽理論幸座」 ~先生も生徒も笑顔に変わる2時間セミナー~ ピアノの先生方の中には「生徒が練習しない」「演奏のときアガって しまう」「楽曲が今ひとつ理解できない」といったお悩みをお持ちの 方が多くいらっしゃいます。 本セミナーは和声などの音楽理論がやさしく理解でき、 演奏だけでなく、音楽の奥深さを知ることによって、 不安→自信に変わるセミナーです。 また心理学、脳科学の知識をわかりやすくお伝えすることにより、 演奏の緊張を解きほぐし、子どもの能力を解放させる方法にも 触れていきます。 ■講師:鈴木敬=「しあわせ音楽家」(作曲家・ピアニスト) ■日時:2010年11月5日(金)10:00~12:00 ■会場:千里ヤマハホール(北大阪急行「千里中央」駅下車) ■前日までのご予約:2000円/当日券:2500円 ※詳細 →http://www.suzukikei.biz/ ■申し込み:076-247-1733 info@suzukikei.biz ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 音楽理論は、ピアノのレッスンには必須の知識ですよね。 ここがあるかないかでは、レッスンの深みと説得力が 大きく違ってくるように思います。 まだ席はご用意できるようですので、ご興味がおありでしたら、 お気軽に問い合わせてみてくださいね。 それでは今号も最後までお読みいただき、 ありがとうございました。 次回はどの教本が出るか。 どうぞお楽しみに! 今日も素敵なレッスンを! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★第二刷も好評発売中です 「成功するピアノ教室~生徒が集まる7つの法則(音楽之友社刊)」 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4276211999/lilamusica-22/ref=nosim (Amazonで詳細を見る↑) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★今ならご登録で、生徒募集チラシ作成のpdf資料を無料で進呈 メルマガ「成功するピアノ教室」(毎週土曜日配信) http://www.pianoconsul.com/mail_seikou.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ * リーラムジカ ピアノ教室コンサルティング * 発行人: リーラムジカ 代表 藤 拓弘(とう たくひろ) * ピアノ教室コンサルタントのHP:< http://www.pianoconsul.com/ > * 【All About】のピアノ教室コンサルタント個別サイト < http://profile.allabout.co.jp/fs/takuhiroto-pianoconsul/ > * E-MAIL:< info@pianoconsul.com > * 公式ブログ:< http://lilamusica.blog.so-net.ne.jp/ > * ツイッター:< http://twitter.com/takuhiroto > * このメールマガジンの著作権は著者にあります。教室・ご友人など への転送はご自由にして頂いて結構ですが、ブログなどへの無断転載 は厳禁です。出所を必ず明記してください。 ------------------------------------------------------------------ ■記事中でご紹介している商品・教本に関してのトラブル等に ついて当方では一切責任を負いません。ご自身の責任でご判断下さい。 ■お手数ですが、購読・配信解除はご自身でお願いいたします↓ 『1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン』 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000272194.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━