┏┏┏┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏┏┏ ┏┏ ◆1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン◆Vol.135 ┏ 『 リズムの基礎 』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(1)今日の教本 ◆(2)フレーズ感や表情を大切にした秀逸なリズム教本 ◆(3)編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(1)今日の教本 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『 リズムの基礎 』 呉暁・桐山春美・著 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4276507103/lilamusica-22/ref=nosim (↑Amazonに飛びます) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ おはようございます。 リーラムジカ ピアノ教室コンサルティングの藤 拓弘です。 今日の教材は、呉暁先生と桐山春美先生による、 『 リズムの基礎 』 です。 音楽の要素で大切なもののひとつに「リズム」があります。 また、ピアノ演奏や初見で大切なのは、音符を読めることも そうですが、リズムを瞬時に理解する力も必要だということ。 ピアノが難しいのは、音符を読みつつ同時に、そこを支配 している「リズム」を把握しなければいけないからです。 こうした能力やテクニックがつけば、ピアノ演奏に 大きな恩恵をもたらすことは言うまでもありませんね。 そこで大切になってくるのが「リズム」に関する勉強です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆今日のチェックポイント◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ この教材の特徴と言えるのが、 「音高と切り離して、リズム練習に特化している点」 ですね。 音の高さを読み取る訓練はもちろん大切ですが、あえて リズムと切り離し、集中して修得できるような配慮が なされています。 単声のリズムから始まり、徐々に難易度を上げ、 複声リズムに発展させるなど、問題の配置に 細心の注意を払っていることが見て取れます。 「序論」だけ読んでも、この本を買う価値がある、と 思えるほどの内容が書かれていますが、ここでは リズム練習で大事な点について5つ挙げています。 要約してまとめてみましょう。 ●どのリズム型でも「厳格に」取れるように ●いろいろな「拍子」に対応できること ●「全体として」リズムのフレーズを読み取ること ●2声リズムの場合、上下ではなく「横に」読み取る ●厳格な「テンポをキープ」すること まとめてみて感じますが、これらはピアノを弾く上で、 本当に大切な要素ばかりですね。 リズムがいかに音楽やピアノ演奏に重要な役割を 果たしているか、という点を改めて感じます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(2)フレーズ感や表情を大切にした秀逸なリズム教本 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ リズム練習で陥りやすい問題に「機会的な作業」になりがち、 ということが挙げられると思います。 確かに、こうした教材をパッと見た時に、単なる 「音符の羅列」のように見えるかもしれません。 しかし、それぞれリズムには表情があり、鼓動があり、 役割があり、そしてフレーズ感が必ずあるものです。 この教本の秀逸なところは、単なるリズム練習にとどまらず、 そうしたフレーズ感の習得や、音楽的な表情を読み取る、 という点にまで踏み込んでいる点です。 また、素晴らしいのは巻頭にある解説や、問題の合間に 提示されている注意書きや説明の部分。 「オスティナート」や「アウフタクト」などの用語解説から、 民族音楽や各国の特徴あるリズムについてなど、ポイントを 絞って伝えてくれています。 私が非常に共感したのは「指導上の要点」にある言葉。 「教材を活かすのは用い方にかかっています」 この言葉は、非常に深いと思います。 生徒に足りないものを敏感に察知し、必要なものを提示する。 そのためにも、教材に関する知識など、指導者にとっても、 勉強や経験が大切だということを改めて感じます。 子供にもこれからピアノを始める大人にも使える、 リズム教本ですので、ぜひご覧になってみてください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■基本データ 音楽之友社 1050円(税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『 リズムの基礎 』 呉暁・桐山春美・著 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4276507103/lilamusica-22/ref=nosim (↑Amazonに飛びます) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆(3)編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今年の4月に、音楽之友社から出版させていただいた拙書、 「成功するピアノ教室~生徒が集まる7つの法則」 ですが、ここへきて広がりを感じています。 たくさんの素晴らしいブログで取り上げていただき、また 「何度も読み返しています」という嬉しいお声も、最近に なっていただくようになりました。 私がこの本を書くにあたって、大切にしたことがあります。 それは、単なる知識やノウハウの提供にとどまらず、 音楽や仕事の「本質」にまで迫りたいという点です。 今日ご紹介したリズム教本もそうですが、大切なのは、 何のためにそれを修得するのかという本質の部分。 拙書が多くの方に受け入れていただいているのは、 こうした私の意図がある程度伝わっているからでは、 と感じられ、しみじみ嬉しく思っています。 来春の生徒募集に向けて、ご参考いただける点も あるかと思いますので、ご興味のおありの方は、 ぜひ手に取っていただけたら、と思います。 ■「成功するピアノ教室~生徒が集まる7つの法則(音楽之友社刊)」 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4276211999/lilamusica-22/ref=nosim (クリックするとアマゾンで表紙が見られます↑) ■第1章 生徒が集まる「7つの法則」 【法則1】強みを知る 【法則2】理念を伝える 【法則3】利益を追求する 【法則4】存在を知らせる 【法則5】入室率を上げる 【法則6】退室を防ぐ 【法則7】口コミを起こす ■第2章 教室運営「7つの実践テクニック」 【テクニック1】生徒が集まる!チラシ作成術 【テクニック2】いまや必須!ホームページ戦略 【テクニック3】教室の営業マン!看板作成法 【テクニック4】最強のツール!「生徒の声」 【テクニック5】目からウロコ!生徒募集アイデア選集 【テクニック6】利益を上げる!月謝の考え方 【テクニック7】必須の知識!確定申告マニュアル それでは今号も最後までお読みいただき、 ありがとうございました。 次回はどの教本が出るか。 どうぞお楽しみに! 今日も素敵なレッスンを! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■「答えにくい・・・でも考えちゃう」魔法の問いかけ配信中■ 【ピアノ講師のつながるプロジェクト!】 http://archive.mag2.com/M0093983/index.html ★記事をまとめたブログもあります 【1万人のピアノの先生がつながるブログ】 http://ameblo.jp/lilamusica/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ * リーラムジカ ピアノ教室コンサルティング * 発行人: リーラムジカ 代表 藤 拓弘(とう たくひろ) * ピアノ教室コンサルタントのHP:< http://www.pianoconsul.com/ > * 【All About】のピアノ教室コンサルタント個別サイト < http://profile.allabout.co.jp/fs/takuhiroto-pianoconsul/ > * E-MAIL:< info@pianoconsul.com > * 公式ブログ:< http://lilamusica.blog.so-net.ne.jp/ > * ツイッター:< http://twitter.com/takuhiroto > * このメールマガジンの著作権は著者にあります。教室・ご友人など への転送はご自由にして頂いて結構ですが、ブログなどへの無断転載 は厳禁です。出所を必ず明記してください。 ------------------------------------------------------------------ ■記事中でご紹介している商品・教本に関してのトラブル等に ついて当方では一切責任を負いません。ご自身の責任でご判断下さい。 ■お手数ですが、購読・配信解除はご自身でお願いいたします↓ 『1冊3分で分かる!ピアノ教本マガジン』 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000272194.html ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━