今回のCD教材は、ピアニストの関本昌平先生をお迎えしての「後編」の対談をお届けいたします。関本先生といえば、ご存じのように第15回ショパン国際ピアノコンクールで第4位を受賞された、世界的なピアニストでいらっしゃいます。現在は演奏活動はもちろん、岐阜市のお教室にて後進の指導に力を入れていらっしゃいます。以前から会員様からの熱いご要望をいただいており、ようやく対談が実現できました。なかなか聴くことのできない関本先生のレッスンに関するお話。3月号の「前編」も大きな反響をいただきました。今回の4月号の「後編」も、今日からのピアノ指導にお役立ていただけるかと思いますので、どうぞお楽しみに!
- あらためてピアニストの関本昌平先生のご紹介
- バッハの楽譜を読み解くときの秘訣とは?
- 作曲家による譜面のパターンの違いを知る方法
- ショパンの楽譜を選ぶときのポイントはこれだ
- 調性から受けるイメージを演奏に活かす方法
- 子どもの「表現力」を伸ばすための秘訣は?
- 響きの「方向性」を変えるだけで音が変わる!
- 「空間を制するものはショパンを制する」とは
- 音はいろんな「感覚」を使って作るものである
- 効果的な練習とは「頭の使い方」にある
- ピアノ指導で重要な人間関係の築き方について
- 関本先生が考える「コンクール論」とは?
- 本番に向けての精神的なコントロールの方法
- 関本先生の「本番前」のルーティンは○○だった!
- これからのピアノ指導者に求められることは?
- 関本先生のこれからのビジョンは?
- 関本昌平先生にとっての「プロフェッショナル」とは?
関本昌平先生プロフィール
1985年生まれ。大阪府出身。国際コンクール初参加の18歳で、第5回浜松国際ピアノコンクール第4位。2005年、20歳で第15回ショパン国際ピアノコンクール第4位、第5回モロッコ国際音楽コンクール優勝。桐朋女子高校音楽科(共学)卒業後、2005年エコール・ノルマル音楽院卒業(ローム・ ミュージック・ファンデーション奨学生)。2006年~2008年桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースに在席。稲垣千賀子、ミハイル・ヴォスクレセンスキー、二宮裕子の各氏に師事。国内では、幼少よりピティナ・ピアノコンペティションに参加、B級金賞、G級金賞、コンチェルト部門最優秀賞、2003年特級グランプリ。ショパン国際コンクールin ASIAでは中学生部門及び第2回派遣コンクールいずれも金賞。ヴェルビエ音楽祭アカデミーコンサート(スイス)、 アニマート音楽祭(パリ・コルトーホール)、NYカーネ ギーホールでの2000年ワイルリサイタルホール、2005年ザンケルホール、2006年アイザック・スターンホールでの”THE PASSION OF MUSIC”コンサートに参加他、イタリア、ドイツでソロリサイタル、ロンドン・カドガンホールにてイギリス室内管と共演。国内では、ワルシャワ国立フィルやモンテカルロフィルとの国内ツアー、ザルツブルク室内管、兵庫芸文センター管、関西フィル、日本フィル、読響、NHK響、大阪フィル、日本センチュリー響等と共演、第8回松方ホール音楽賞大賞、第1回福田靖子賞、第15回青山音楽賞新人賞、第32回日本ショパン協会賞を受賞。2009年よりNYに移住、研鑽を積む。特にクラリネットのチャールズ・ナイディック氏から大きな影響を受けた。2012年、本格的なソロアルバムとなる「グレイパール~ブラームス後期作品集」(Sony Music Direct)をリリース、朝日新聞他で取り上げられた。2013年、NYのベテラン、オライオン弦楽四重奏団とNY・東京他で共演し、好評を得た。また、テレビ朝日系「題名のない音楽会」や、第32回横浜市招待国際ピアノ演奏会に出演。現在、NYより日本へ拠点を移し、岐阜県在住。後進の指導にも熱心で、全国各地のセミナーやマスタークラスに招かれている。名古屋市立菊里高校、愛知県立明和高等学校非常勤講師、名古屋音楽大学特任准教授(2023年4月より桐朋学園大学音楽学部ピアノ科准教授)。
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