今月は、「左手のピアニスト」として著名な智内威雄(ちないたけお)先生との対談をお届けいたします。智内先生は、音大卒業後、ドイツのフライブルグ音大に留学、数々の国際コンクールに入賞し、華々しい活動をスタートしようとした矢先、「局所性ジストニア」を発症、右手での演奏ができなくなってしまいます。その後、ドイツの先生の勧めで左手の作品の素晴らしさに目覚め、左手だけの演奏活動をスタート、現在に至っています。智内先生は、コンサート活動はもちろん、左手の作品の発掘・認知向上を含む「左手のアーカイブプロジェクト」「ワンハンドピアノレッスン」などの活動をされています。その模様がNHKのETV特集「左手のピアニスト~もうひとつのピアノレッスン」で放映されたのは記憶に新しいでしょう。今回の対談では、その智内先生に、脱力やテクニックの鍛え方、ピアノとの向き合い方など、実践的な深いお話を伺うことができました。まさに貴重なお話ばかりですので、ぜひお楽しみください。
- 左手のピアニスト智内威雄先生のご紹介
- 発症率○人に1人!局所性ジストニアとは何か?
- 脱力するポイントは実は「指先」にあった!
- 脱力できれば緊張していてもリラックスできる
- 音楽と体の動きを合わせるための脱力
- こうすればできる!脱力法のご紹介
- 日常でもできる「耳の鍛え方」
- ピアノの音色を良くするためにできること
- ペダリングの2つのポイント
- 指使いのポイントは「手の安定」を図ること
- テクニックを鍛えるためのおススメの教材
- 速いパッセージを弾くためのポイント
- ピアノは「誰かに楽しんでもらうため」
- コンクールに出す際に大切な「フォロー」
- 智内先生がこれから目指す「左手の世界」
- 智内先生にとって「プロフェッショナル」とは?
智内威雄先生プロフィール
東京音楽大学在学中にミラノにて研鑽を積む。卒業後、ドイツ国立ハノーバー音楽大学に入学、その間、グリーグ国際コンクール、マルサラ国際音楽コンクールにて入賞受賞。
01年ジストニアが発症し休学・リハビリを開始する。03年よりドイツにて左手のピアニストとして活動を再開する。06年に広島交響楽団とラヴェルの「左手のための協奏曲」を共演し絶賛され、同年日本デビューをする。「左手のピアニスト」として驚異的なテクニックと深遠かつ豊かな音楽性で新境地を切り拓く。
片手にハンディキャップをもつ演奏家に、音楽を続ける道を示す任意団体「左手のアーカイブ」プロジェクトを設立する。関西テレビ制作のドキュメンタリー番組、NHK制作のドキュメンタリー番組 「ETV特集」、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、共同通信、NHK(AM,FM,TV)等のメディア各社にて特集が組まれる。
★智内威雄先生公式サイト
http://tchinai.com/
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