「ピアノ嫌いにさせないレッスン(ヤマハミュージックメディア)」の著者、船越清佳(ふなこしさやか)先生との対談をお届けいたします。船越先生はフランス在住20年以上、現在は、パリ地方の市立音楽院にて後進の指導をされています。滅多に帰国されないという船越先生。一時帰国を狙って実現した、念願の対談でした。月刊「ムジカノーヴァ」の2014年1月号に、船越先生のフランスのレッスンレポート記事が特集で掲載されていますので、こちらもご参照いただけたらと思います。
ご著書にもあるように、フランスの音楽院(日本の「大学」に相当する音楽院2校を除く)では、99%がアマチュアとのこと。また対談では「フランス人の子どもはとても不器用」というお話から、そうした子供をいかに「ピアノ嫌い」にさせずに継続させるかのポイントを語ってくださいました。これは、趣味や習い事のひとつとして通っている、日本の子どもたちにも通じるお話だと感じました。また、小さい子どもだからこそロジカルに、そしてイメージさせて教える大切さなども詳しく語ってくださいました。ちょっとピアノが嫌になってきてるな…という生徒さんが一人でもいらっしゃれば、これは必聴です。
- 船越清佳先生のご紹介
- 日本とフランスのピアノ教育の違いとは?
- 恩師クロディーヌ先生のロジックを大切にしたレッスン
- 船越先生が大切にする導入レッスンのポイント
- フランスで使われるピアノ教材のご紹介
- 日常生活のものでイメージさせると子どもは伸びる!
- 知っておきたい!教えるアプローチの「3つのポイント」
- 様々なタッチはこうイメージさせるとできる!
- 黒鍵を使った即興演奏で「脱力」が体得できる!
- 子どもたちの「聴く力」を鍛える方法
- 生徒を伸ばす「声かけ」のポイントはここ!
- フランスの先生のコンクールの考え方とは?
- 船越先生が日本のピアノ教育に思うこと
- これからのビジョンと先生方へのメッセージ
- 船越先生にとっての「プロフェッショナル」とは?
船越清佳先生プロフィール
ピアニスト。岡山市生まれ。京都市立堀川高校音楽科(現 京都堀川音楽高校)卒業後渡仏。リヨン国立高等音楽院卒。在学中より演奏活動を始め、ヨーロッパ、日本を中心としたソロ・リサイタル、オーケストラとの共演の他、室内楽、器楽声楽伴奏、CD録音(日本ではオクタヴィアレコード〈エクストン〉より3枚リリース)、また楽譜改訂、「ムジカノーヴァ」などの音楽誌への執筆や、インタビューの企画など幅広く活動。フランスではパリ地方の市立音楽院にて後進の指導にも力を注いでおり、多くのコンクール受賞者を出している。
フランスと日本、それぞれの長所を融合する指導法を紹介した著書「ピアノ嫌いにさせないレッスン」(ヤマハミュージックメディア)も好評発売中。
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