日本ソルフェージュ研究協議会理事でもあり、東京藝大や東京音大、国立音大など数々の音大でソルフェージ ュを教えていらっしゃる、高橋千佳子先生との対談をお届けいたします。ご著書「音を感じる視唱入門(音楽之友社)」や「月刊ムジカノーヴァ」での連載などでご存じの先生も多いことでしょう。導入期も含めて、ピアノのレッスンで重視したいのが「ソルフェージュ」。ただ、どのように指導すべきか迷う先生も少なくないでしょう。今回の対談では、ソルフェージュ指導の大家でいらっしゃる高橋先生に、今日からのレッスンで活かせるソルフェージュレッスンのお話の数々をいただきました。歌手でもある高橋先生だけに、ピアノのレッスンでの「歌うこと」の大切さをあらためて感じました。長年CMの作曲に携わっている高橋先生。あの誰もが知る有名CMの収録の裏話などもあります。その他、音大受験生の レッスンのお話など、の楽しいなかにも深いお話が満載です。少しでもソルフェージュのレッスンのヒントが欲しい先生は必聴です。

  • 高橋千佳子先生のご紹介とあのCMの収録秘話
  • 作曲家の高橋先生が考える「音楽」とは?
  • ピアノ教育において最も大切なのは○○
  • 導入のレッスンは「ソルフェージュ」そのものである
  • 生徒のリズム感やテンポ感を養うためにできることは?
  • 子どもに「和音」を味わわせる方法
  • 経過音と倚音と刺繍音はこうすれば理解しやすい!
  • ピアノの先生は声が小さい?表情豊かに歌うべき理由
  • 「音を感じる視唱入門」から「とんであらわれるラ」
  • なぜリズムは「言葉」で表現すると良いのか?
  • 呉暁先生の「4才のリ ズムとソルフェージュ」について
  • ブルグミュラーで出来る「穴あき聴音」の実践
  • グループレッスンで盛り上がる「和音かるた」
  • 音大受験生のレッスンでのポイントはここ!
  • これからのピアノの先生に必要なものとは?
  • 高橋先生のこれからのビジョン
  • 高橋先生にとっての「プロフェッショナル」とは?

高橋千佳子先生プロフィール

高橋千佳子先生プロフィール写真

東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。同大学院ソルフェージュ科修了。作曲を池内友次郎、矢代秋雄、永富正之、間宮芳生、松村禎三の諸氏に師事。ピアノを谷康子、伴奏法をH.ピュイグ=ロジェの各女史に師事。現在、東京藝術大学、日本大学芸術学部、東京音楽大学、国立音楽大学、ソルフェージュ講師。1989年 夏にポワチエにて、O.ガルテンロブ女史のフォルマシオン・ミュジカルのセミナーを受講。
成城ソルフェージュ研究会代表、日本ソルフェージュ研究協議会理事。1977年からCM作曲に携わる。ヒット作は明石家さんまのキッコーマン・ぽん酢しょうゆ「しあわせって何だっけ?」。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科と国立音楽大学にて「CFとCM」についての講座を開講。日本広告音楽制作者連盟(JAM)特別会員。著書に『音を感じる視唱入門―先生のピアノで歌おう』(音楽之友社)、『視唱スタディ-リズム・ハーモニーとともに』、『音楽史から見たリズム・スタディ-ルネサンスから現代-』(共著:全音楽譜出版社)、『ソルフェージュ(国立音楽大学編)』 シリーズ「聴音」「リズム」「読譜」(以上 、共著:音楽之友社)がある。

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